第二百八十五話 説明?面倒だが ページ39
「前から言ってるがね。確かに君たちは現状の事態に巻き込まれている。だけどそれは君たちが直接的な関係者というわけではなく、あくまでオマケというか、ついでという形で巻き込まれてるのよ」
正しく巻き込まれたってやつだ
意図的には呼ばれてるけども
「無知は罪っていうまぁ、私も割と好きな言葉はあるけども、君らは知りたくないと無知になっているわけではなく、あえて無知にさせられている状況よ」
ハル「でも、いかなる理由であれ巻き込まれた私たちに知る権利はあります」
「何故知らされてないか考えたことはあるかね?」
ハル「・・・それは」
京子「私たちに戦う力がない、から？」
「NOだ。なぜならイーピンやランボですら、この情報を教えてもらってるからな」
まぁ、ランボは兎も角イーピンは底時からがだいぶあるわけだけども
「さっきも言っただろーに、君たちは理由があって知らないように細工されてるのよ。知ればそれだけで恐ろしい事態になる。君たちはその対処法を知らない」
ハル「なら、その対処法を」
「一生・・・一生は言い過ぎか。少なくともすぐに会得できないからこそ知らされてないのよ。頭回しなさいな」
ただでさえマフィアとかいう人様に大声では言えないような職業(?)で、さらにミルフィオーレという敵対組織がハッキリとわかってる状況なわけだし
「私からいえる情報はないよ。それを伝えるかどうかは私らのボスが決めることだ。だから何も言わん」
・・・黙っちゃったな
ちょうどいい機会だからばらしとこ。ちっちゃくなって
ぽんっ!
ハル「はひ!?」
京子「えっ!?」
「一つだけ情報開示してあげよう。今の私は人形よ。君らの知る神々Aの本体は敵組織の手にある。ここにあるのはプログラミングされた記憶に沿って動くただの分体。つまり本体じゃないのよ」
扉に手をかけて
「知らなかったでしょ?知らなかったでしょうとも。この組織内で結構この姿で歩いていたというのに・・・この事実さえも知らせることができないくらい、君たちは守られてんのよ」
知ろうとするのはいいけど、知った後でどういう状況になるかまで頭回した方がいいと思うぜ
第二百八十六話 ボイコット?好きにしな→←第二百八十四話 私は？わ、私は？
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