第二百六十五話 仕組み?ないね ページ19
仕込みを頼まれなかったのは初めてかもしれない
「おや、なにしてんの獄寺君や」
獄寺「おい!紫の服着た・・・なんか変な奴いなかったか!?」
「うーん曖昧ぃ。どうでもいいけどここは試練会場じゃないぜ」
獄寺「何!?あっ!?」
「お」
赤い光を発してますね
獄寺「ま、また間に合わなかった・・・」
「・・・とりま迷惑だぜ、君」
店内でうなだれるなや
「初めまして？お久しぶりです?」
？「初めましてでいいわ、あとでお話しましょ。さて、行くわよ綱吉君」
ツナ「え、ちょっと!?」
「いってらー」
うーん見事なドナドナだ
リボーン「・・・アリアと面識があったのか」
「今回アルコバレーノ呼んだのは私だって言ったじゃないのさ」
そういうことにしておいてくださいな
というわけでのちの時間です
試練は無事クリアしたんだって。よかったね
「改めまして―。Aですぞ」
アリア「アリアよ。よろしく、Aちゃん」
「よろよろー」
お茶してます。うめぇ
「・・・ふむ？見たとこあんまり抵抗ない感じなのかな」
アリア「そうね。少し薄いから、かしら。あなたのことは母から少し聞いてるわ」
「え、それはちょっと意外」
おかーさん、つまり私にルーチェと名乗ったあの人ですね
「しかしまぁ、よく話題に出してくれたなー。私とは犬猿の仲だろうに」
なんというか、人としてっていうのは変だけども
感情は兎も角、生体としては割と真逆の方向だろうに
アリア「えぇ。でもだからこそ、だと私は思っているの。あなただって、好き勝手に壊すわけではないのでしょう?」
「うんまぁ、そだね」
そういう役割だけど、メインは神殺しだし
特に壊す理由がないときは壊さないし殺さないし
アリア「だから母は、あなたともう少し話しておけばよかったといってたわ。・・・偽名ではなく、こうやってお茶でもしながらゆっくりと」
「・・・そこまで後悔するようなことでもないと思うがね」
どーせ私はこの世界じゃ異物ですし
「まぁでも、そう思ってくれたのなら答えねばなるまいな!一つだけ助言をしておくぜ、大空のアルコバレーノ」
アリア「助言？」
「YES。あきらめんなよ。面倒だけど、定められた運命を覆すのって結構面白そうだし」
アリア「・・・それは」
「のちの話よ。味方かどうかはわからんが、生き残れるからにゃー。一瞬でも引き継ぎたくなきゃあきらめんなよ」
ちょっと私も頑張るからさ
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