所詮道具

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私は門の前に立っている。そこは私が生まれた時聞いた禍々しい屋敷ではなく、その屋敷はそんな雰囲気すらもなく屋敷が立ちつくしていた。
でも、私が間違った所へ来ている訳ではなく、私が最後の生贄であるを理解している。

「では、参りましょうか！審神者様！」

さっき紹介された管狐が喋る。名をこんのすけと言うらしい。私が此処に来て初めて聞いた名だった。
もし、此処から離れることがあったとしても私は死ぬ片時まで忘れないだろう。まぁ、政府が私をこの本丸から追い出すことはないのだろうけど。多分、私は一生をここで終えることになると思う。
同胞たちの分も此処で生を楽しまなければいけないんだっけな...

「えぇ、行きましょうか」

私は歩き始めた、片手にある一つの刀と管狐とと共に...

いざ、私の本丸へ...執筆状態：連載中