20/02/14 Happy birthday ページ8
「そ、そうなんですか〜おめでとうございますー……」
「しかも、バレンタインでしょー? ボク〜、オネーサンからのチョコ欲しいなぁ〜☆」
「えっ、えっと……」
おねがーい、ときゅるんきゅるんの笑顔で言われてしまい、私はその人と歩き出した。
「へえー! オネーサン若いのに自炊してるんだ〜」
「まあ、そうです」
スーパーで買い物をした後、どこかチョコレート屋さんでも行こうとすると、その人はスーパーの一角にあるバレンタインフェアのコーナーに置かれていた猫が楽器を弾いているパッケージのチョコを私の持つカゴに入れた。
「えっ」
「えっ?」
「スーパーので、いいんですか?」
そう尋ねると、その人は、笑顔で言った。
「うんっ!! だから、いつか手作り期待してるねっ☆」
いつか、なんてあるのかわからなかったけど。
「そう、ですか」
お節介焼きババアな私は、なんとなく、返してしまった。
「じゃあ、また今度、会いましょう」
「うんっ!」
「あ、あと」
その人が不思議そうに私を見る。
「お誕生日、おめでとうございます」
その人は、飴を咥えたまま、にっこりと笑った。
HAPPY BIRTHDAY!!
RAMUDA AMEMURA
20/02/14
83 一郎「アンタ合歓ちゃんと連絡取れねぇのかよ」左馬刻「気安く合歓の名前呼ぶんじゃねぇ」一郎「まだシスコン治ってねぇのかよ」左馬刻「ブラコン野郎に言われたかねぇ」→←20/02/14 「はじめて女の子に友チョコあげる……!! 緊張……!!」乱数「そんなに緊張する?」「くうと一郎以外に渡したことなかし」乱数「えっ……陰キャ……?」「許すまじ」
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鮭ぇ - 最初読んでる時はこんな話だと思わなかったんだが、、。くっっそいい話じゃねえーか、、。完結おめです…ガチ泣きしました!いち。から読みますね!もっかい! (2020年12月13日 13時) (レス) id: b29402340d (このIDを非表示/違反報告)
かっちゃん(プロフ) - 無事、完結おめでとうございます。何気に初コメかも知れません!お話とても面白かったです…!死ネタは少し、地雷な部分もあったのですが、最後まで面白く見させてもらいました…お疲れ様でした! (2020年3月14日 15時) (レス) id: 17dcb00d4a (このIDを非表示/違反報告)
Mad Sick* - いち。から見てます!コメ2〜3回目?名前変えたりよくするのでアレですけど。 (2020年2月29日 4時) (レス) id: e54c8d8ca4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫 | 作成日時:2020年2月14日 21時