4「うー、除光液くさい……」空却「換気換気。あ、帰りに買ったアイス食お」「この匂いの中で!?」 ページ4
お土産にシャチの特大ぬいぐるみを一つ、ディビジョンメンバーと家用にお菓子それぞれ一つ、くうとお揃いでまたシャチのストラップ。
「へへ、ありがと、くう」
「おう。だからまあ……許せ」
「あぁ? いくらカップルが多いとはいえ観光スポットで人多いのにいきなりキスしたこと?」
「うっ……」
「ま、ええよ。イルカさんの前でファーストキスなんてロマンチックな体験そうそうできんたい」
そう言って笑ったら、くうも笑ってくれた。
「式は水族館であげるか?」
「久しぶりに地元行ってもええけんね」
なんか空飛ぶペンギンだかが見えるはず。
「あー……どうしてっかな……」
一郎。
そう、くうは呟いた。
帰宅し、シャチ(帰路でサラと名付けた)をソファーにとりあえず置き、お菓子はテーブル。
「あ、やべ」
「ん?」
「ネイル少し剥がれてる」
「あ、じゃあサラのお礼に私がぬってあげるけん座りんしゃい!」
「え、まじ? よっしゃ」
バタバタとくうは部屋にネイルセットを取りに行った。
すぐに戻ってくる。すばしっこいな。
「じゃ、塗ってくよー」
「おー」
私はあんまりネイルしたことない。学生時代の長期休みにくうに塗ってもらっていたくらい。
だからアートとかできないけど、落として塗り直すくらいはできる。
塗り直さない左手でくうはスマホをいじっている。
なにかネトサしてんのかなーと思ってたら、かしゃ、とシャッター音がした。
「あの、くう?」
「ん?」
「今撮った?」
「ん」
見せたのは必死にネイルを塗る私の写真。
「消せ!!」
「ひゃはは、イヤだ」
「くそ……手塞がってるから反抗できない」
スマホを置いたくうは自分より低い位置にある私の頭が珍しいのか、ずっと私のボブほどの髪を三つ編みにしたり、頭を撫でたりして遊んでいた。
ーーー
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ヒプマイこの小説はニ作品目で掛け持ちなのでもしよければこちらも見てやってください……。
【ヒプマイ】愛され少女は世界をキリトル【有栖川帝統】
5「わ、子猫かわいい!! 里親早く見つかるといいね」空却「けど親と離したくねーからなあ……」「……うちで、育てる……?」空却「それいいな!!」→←3空却「シャチのぬいぐるみ欲しいのか?」「……うん」空却「買ってやんよ。彼氏だかんな!」「うわ、私の彼氏イケメン」
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空炭 - 面白いです!この小説が、終わっても、読み続けます!応援してます! (2019年10月19日 15時) (レス) id: 71d761d1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫 | 作成日時:2019年10月2日 0時