30十四「因縁に捕らわれし好敵手との災厄の夜の訪れをこの身に」「良きバンド仲間と出会えてよかったね。ライブ頑張ろう」十四「……はいっ!」 ページ30
学生時代のはなし。
学生時代にネットで広まっていた二つ名、虫食い姫。
「うーん、本だいすきやけんうれしかばってん、虫食い姫ってどうなんか」
「おめーにピッタリなんじゃね?? 常に本持ってるじゃねーか。教師も拙僧のことはAが監視してると思ってっから司書と図書委員の見えないとこにいりゃスマホとか漫画見れて楽だわ」
ヒャハハ、といつものように笑うくう。
まあ、くうがいいならいいや……。
「んで、読み終わったか?」
「うん。お待たせ」
「んじゃ帰っかー。今日はオッサンいんの?」
「いや……仕事やと思う。夕食食べてく?」
「冷やし中華たべたい」
「暑かもんね」
図書室を出て、廊下を歩き、靴箱から靴を取り出し履き替える。
外は蒸し暑くて、太陽が照りつけていた。
「……夏だなあ」
くうのそんな呟きに、私はそっと頷いた。
**
「お疲れ様ー」
「A姉さんよろしくー!」
「姉さんとか呼ばれなれんな。ていうか君んごたー大きか弟がおった覚えんばい」
「方言女子新鮮」
「はいはい。もう遅いけんはよかえりー」
スタジオ練が終わり、片付けてベースをキャリーに固定してリュックを背負い、キャリーを引っ張ってスタジオを出る。
自分が虫食い姫なんて呼ばれてるって知ったあのときは、暑い暑い夏だった。
「……巡る季節、新たな世界の空気に宿る冷気」
「やねー、もう、寒うて。朝と夜辛かね」
今は、涼しくなってきた、秋の日。
ーー
読者の方々へこの場を借りて一言失礼しますｽﾞｻｰc⌒っﾟДﾟ)っ
この度お気に入り登録が200人を突破いたしました……!
くうこうくん人気に驚いておりますくうこうくんかわいい。
ひたすら自分の好みを詰め込んだ主さんとくうこうくん達を想像(妄想)し行動してくれたことを文字に起こしているだけですが、これからも精進いたしますので応援よろしくお願いします!!
19/10/10
31「ライブお疲れ。十四くんにも楽しか場所があってよかったばい」十四「あ……その、本当に、ありがとう」「うん。助けになれて嬉しか。ところでこん重いプレゼントは何ね」十四「本なんですけど……」「こん漆黒に染まった魔導書がプレゼント??」→←29 虫食い姫
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 243人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kouboukun@46猫恋__(プロフ) - うわ、私の彼氏イケメン見て、すぐ出た言葉 「いや、まじそれな？」 (2020年12月12日 21時) (
レス) id: 50346d323c (このIDを非表示/違反報告)
ニーナ - 24の 憧れてしまえば、越えられないってハイキュー！の影山の名言ですか？2回めの青葉城西戦の！ (2020年9月5日 7時) (レス) id: 661e8c572a (このIDを非表示/違反報告)
Lollipop＊ - 空却くん可愛い！嫁にしたい(@_@) (2019年10月21日 18時) (レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
空炭 - 面白いです！この小説が、終わっても、読み続けます！応援してます！ (2019年10月19日 15時) (レス) id: 71d761d1e6 (このIDを非表示/違反報告)
空麦 - 面白いです！これからも頑張ってください！ (2019年10月2日 2時) (レス) id: c4e2515f38 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫 | 作成日時：2019年10月2日 0時
