38「爆弾目覚まし」空却「だな」 ページ38
とりあえず、父さんと九恩さんの結婚は弟さんとも会ってから全員で話すこととなった。
布団を敷いて、横になる。
「おい、A、起きてるか」
「ん? どがんしたと? ちょ、くう?」
くうが私の布団に入ってきた。
「大丈夫か」
「……ありがとうね。大丈夫ばい。まさか紫藤の娘さんが居るとは思わんかったけど」
「拙僧もだ。しかも弟も明日来んだろ?」
「良い人だとよかばってんね」
「A、それフラグっていうらしいぞ」
**
朝、ドタドタドタと大きな足音がして目が覚めた。
時計を見れば7時前。
「なん……?」
寝ぼけ眼を擦りながら体を起こすと、部屋のドアが開いた。
「波羅夷空却!!!! え!? イー○イ!? かわいい!! うける!!!!」
「え、誰」
「あ、あんたAサン? はじめまして!! いやおはよう? 僕は紫藤月夜!! きよって呼んで!! よろしく!!」
「え、あ、はい」
「くーこーさーん!!! 起きてー!!! エールサ!! 雪だるまつくーろー!!!!!」
紫藤月夜と名乗ったのは、中性的な、恐らく男の子だった。
身長は160あるかないかくらい。
にしても、元気が良すぎる。
「ドアを開けてー!!!!!」
「……あ?」
「あ!! 起きたー!!!!!」
「うおっ!?!?」
「ちょ!?」
月夜くんは、くうが起きると直ぐさま抱き付いた。
「は!? 誰だテメェ!?」
「早く会いたかったー!! くーこーさん!! 僕、くーこーさんが大好きなんです!!!!」
「……は?」
くうが珍しく頭脳停止になっていると、月夜くんは寝癖のつきまくっているくうの写真を連写で撮りはじめ、しまいにはツーショットを撮りだした。
「くーこーさんだいすきー!!!」
「これが、フラグ……?」
「おいAポカンとしてねーで助けろ!!!!」
39九恩「少しは落ち着いて接することを覚えなさい」月夜「はいはいわかりましたよーっと。あ! くーこーさん!! パジャマ片付けますよ! 僕もポ○モン好きなんでおピカ様買おうかな!!」→←37「まさかあの人に子供が……」空却「一郎のやつ、知ってんのか?」「なんか、笑顔がこわかよあん女性」
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kouboukun@46猫恋__(プロフ) - うわ、私の彼氏イケメン見て、すぐ出た言葉 「いや、まじそれな?」 (2020年12月12日 21時) (レス) id: 50346d323c (このIDを非表示/違反報告)
ニーナ - 24の 憧れてしまえば、越えられないってハイキュー!の影山の名言ですか?2回めの青葉城西戦の! (2020年9月5日 7時) (レス) id: 661e8c572a (このIDを非表示/違反報告)
Lollipop* - 空却くん可愛い!嫁にしたい(@_@) (2019年10月21日 18時) (レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
空炭 - 面白いです!この小説が、終わっても、読み続けます!応援してます! (2019年10月19日 15時) (レス) id: 71d761d1e6 (このIDを非表示/違反報告)
空麦 - 面白いです!これからも頑張ってください! (2019年10月2日 2時) (レス) id: c4e2515f38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫 | 作成日時:2019年10月2日 0時