11獄「おぐらとてんむすとは、誰が名付けたんです?」空却「え? 二人で考えたけど?」「良い名前でしょー?」獄「まあ、あなた達が良いなら」 ページ11
「おぐらー、てんむすー、おめーらこっちの部屋入んなよ」
んなー、と母猫のおぐらが鳴いて、子猫のてんむすも寂しそうに、心配そうに閉ざされたドアにすり寄る。
「A今体調わりーんだよ。治るまで待っててやれ」
そう言うと、二匹は仲良くリビングのソファーへ向かっていった。
「うし、お粥作ってやっか!」
**
「A? 入るぞー」
「んー、くう、おなかすいた」
「お粥作ったから、あー、食えるか?」
「食べる」
溢さないかどうか心配しつつ、お粥をゆっくり食べるAを見守る。
「体調はどうだ? 少し寝て楽になったか?」
「うん。ちょっと楽」
「そーか、よかった」
「くう、おしごとだいじょうぶ?」
「大丈夫だって気にすんな」
「ん、少しこぼしちゃった……」
鎖骨下辺りに、お粥が少しこぼれて落ちた。
拭こうとティッシュを取ったAは、パジャマのボタンを二つほど外す。
「くう?」
あと少しで胸が見えてしまいそうなAの胸元は真っ白で、柔らかそうで、正直……。
「あー……」
我慢できっかな……。
そんな、心配が浮かんだ。
クソ、拙僧のA色っぽすぎる……。
一旦落ち着こうとリビングへ降りると、おぐらとてんむすが寄ってきた。
んなあ。
そう鳴いててんむすが拙僧の足を猫パンチする。
病人を襲うんじゃねぇぞ、と言っているようだった。
「うっせえ!!」
12「(一生君の側で、君との愛を感じられたら、それ以上幸福なことはない)」→←10空却「家帰ったらおぐらとてんむす、おめーから離しておかねーとな」「やだーもふもふしたかとにー!」空却「あいつらまで体調崩したらツライだろ」「すぐ治してやる」
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ニーナ - 24の 憧れてしまえば、越えられないってハイキュー!の影山の名言ですか?2回めの青葉城西戦の! (2020年9月5日 7時) (レス) id: 661e8c572a (このIDを非表示/違反報告)
Lollipop* - 空却くん可愛い!嫁にしたい(@_@) (2019年10月21日 18時) (レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
空炭 - 面白いです!この小説が、終わっても、読み続けます!応援してます! (2019年10月19日 15時) (レス) id: 71d761d1e6 (このIDを非表示/違反報告)
空麦 - 面白いです!これからも頑張ってください! (2019年10月2日 2時) (レス) id: c4e2515f38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫 | 作成日時:2019年10月2日 0時