二十話 ページ21
髪を掻き上げ、腰に手をやり、あぁなんて罪深い俺なんだ的な表情を浮べている目の前の男
何と、あの白い兎だと言うことが判明した。
はぁ……
『はぁ……』
siu「えｯ"…す、すいません。何か……はい…」(白兎表記→siu)
溜息を付けば、余りにも冷たい態度にシュンと凹ませたようだ
…このやり取りだけでも二、三分位立っているから流石にやばい。
ザワザワと奥の方から異変に気が付いた人達が動き始めている
帰らないと。
『後ででも構わないなら、早くこの場から離れよう。
私達まで、魔物達に喰われるぞ』
siu「あ、はっはい！それなら、此方に行けば
そう言い案内をしてくれるので、ローブの中に居た子をおんぶして走って着いて行く
え？人間の方を心配をしたんじゃないのって？いいえ？これからの事は、後処理してくれる
あの魔物達はとても数が多いから厄介だし、よく早い時間から行動をし始めてるからね。
･
･
･
siu「はい！着きましたよ！先に行って下さい！……って…ん？主様…何を背負っているんすか？」
『ん…？あー貰ったの(力ずくで奪ったけど)』
背中から、白兎の言葉にビクッと反応をした鬼の子は先程から不安で仕方ない震えを更に増して震えるもんだから、私までその振動で揺れそうだ
『…まぁ、それもね。また後で話しますよ
では、お先に失礼〜』
え〜って顔をしながらも、今は帰ることが優先なので分かってくれた
早く帰って、この子を癒さないと…心拍数もさっきから早い
町の事や私の事……そしてこの子が体験したであろうその恐怖で、精神的病を患っているかもしれない…
ｼｭｩｩｯ
＿＿＿＿＿
siu「……A…変わっちゃってたな…まぁ人は変わってしまうものか…
さっ！これを壊す作業をあっちに着いたらしないとだ！」
＿＿＿＿＿
『っと…さぁ着いた。此処なら、もう目を開いてて良いよ』
ワープ後に、その子に気を掛けながら降ろしてあげると何かボソボソと話していた
ん？と思い屈んで、視線を合わせようとするとそっぽ向かれてしまった
『あー…よく、聞こえなかったけど、これから朝食を摂るから一緒に行こっか、ね？』
「……」ｺｸ
ｼｭｩｩｯ
siu「あ！主様！僕の事を待っててくれたんですか！！嬉しいなぁ〜」
『あ、うん、それじゃ』
siu「えぇ?!」
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蠱目(プロフ) - コメント有難うございます、そう言って貰えて嬉しいです！ (2020年8月18日 14時) (
レス) id: 2618b1d51c (このIDを非表示/違反報告)
如月ミーナ！(プロフ) - コメント失礼します！ジンギスカン！って言った時爆笑しましたw (2020年8月12日 7時) (レス) id: b99b51d63e (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷぺｿﾞ(プロフ) - すいれんさん» 好きって言っくれた貴方様………ありがとうございます…更新遅めですが、三日に一話を目指して更新するので、良ければまた読みに来て下さい… (2020年8月5日 14時) (レス) id: 2618b1d51c (このIDを非表示/違反報告)
すいれん - 嗚呼...好き (2020年8月3日 16時) (レス) id: 94909bedb8 (このIDを非表示/違反報告)
飽きやめ子(プロフ) - 、さん» 申し訳ございません。外していたと勘違いしておりました。教えて頂きありがとうございます (2020年5月21日 11時) (レス) id: 2618b1d51c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蠱目 | 作成日時：2020年5月21日 1時
