許嫁162 ページ40
「…ん？」
起きて最初に目に映ったのは白い天井。
そして思ったことはあの世って案外味気ないんだなぁ…。
だとか思った…。
「あらっ、お目覚めになりましたか？私が誰か覚えていますか？」
へ？
「初音さん…ここは…？」
生きてるんだ私。
「あら、よかった私の事覚えているんですね、ここは病院ですよ」
病院…よく助かったな私…。
「起き上がらないでくださいね、あなた2週間も眠っていたんですのよ」
2週間も！？
「あなたが2週間眠って起きたのなら今回のドリフェスは無理ですわね…もう今月ですもの」
？
「？話が呑み込めないよ？」
「Aが起きてる！」
「A〜！！」
「大丈夫！？」
「事故って聴いて焦ったよ！」
有栖、乙女、桜花、香魚…。
「2週間もの間、毎日お見舞いに来てくれていたんです、この4人」
それから私は有栖たちに全部話した。
あいつのことも全部。
そして4人が帰ったとふとあることに気付いた。
「あの…私意識途切れる前に天井落ちて来たんだけど何が起きたの？」
「それは詳しくはお隣の方が起きてからですけど…助けてくれたのですよ…」
にこっと笑顔を浮かべる。
「！起きたのですねAさん」
「朱桜くん」
「司でよろしいですよ」
にこっと笑顔で応えてくれる…この二人ある意味お似合いかも。
「ところで私を助けてくれたのって誰？」
ここの二人は違うでしょ、あの伏見さんとか？
す…司くんが立ちあがり、横のベットのカーテンをシャッと開けると。
「…！？スバルっ…！！」
「相当ダメージが大きくて起きるのは大分後になるだろうと…お医者様に言われました」
初音さんがスバルを見つけながら言う。
「寝不足でもあったようですから1ヶ月は起きないかもと…」
司くんが深刻な顔をしている。
1ヶ月！？それ元は私のダメージ大半負ったってことでしょ！？
＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊
ドリフェスややこしんでもういっそ参加させないことにします。
ごめんなさいトリスタ…。
その分トリスタの微笑ましいところは入れます…。
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ディー＆ダム(プロフ) - 誰がしゃべってるのか分からないので、分かるようにしてもらえるとありがたいです!誰 (2017年5月19日 23時) (
レス) id: 9c7bed322d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌菜子 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年5月10日 15時
