病院 ページ9
敦子side
部活を早退して優子の待つ病院に来た。
まぁ、優子本人が私を待ってるかは別として、、、(笑)
〜小児病棟〜
敦 「 こんにちは〜。咲子先生。」
咲 「 あっ、お疲れ様〜。優ちゃん?」
敦 「 うん。会いに来た。」
咲 「 優ちゃんならお馴染みの病室に居るよ。
多分今は・・・寝てるんじゃないかな。」
敦 「 そっか。お父さん、何か言ってた?」
咲 「 特には聞いてないけど、
少しずつ治療を進めてく計画を立ててるっぽいよ。」
敦 「 そうだよね。病室に行ってみる。」
咲 「 うんっ。何かあったら呼んでね〜。(笑)」
ナースステーションを離れて病室に向かう。
優子は入院するといつも廊下の1番奥の個室。
──トントン、、、
? 「 ・・・・・・」
敦 「 寝てるかな・・・失礼しますー・・・」
──ガラガラッ、、、
敦 「 ゆーこー・・・」
優 「 ・・・・・・・んぅ、、、?」
眠ってたであろう優子が、
ベッドの中で微かに動いて声にならない声を発した。
敦 「 優子ー?来たよ〜。」
優 「 ・・・ん、、、あつこかぁ、、、(笑)」
敦 「 敦子じゃなかったらびっくりでしょ?(笑)」
優 「 たしかに・・・(笑)」
敦 「 調子どう???」
優 「 ん・・・寝足りない・・・んぅ、、、」
敦 「 ごめん、起こしちゃったね。。。」
大きな瞳も重力に逆らえずに半開き状態な優子。
優 「 あーつこぉ・・・(握)」
敦 「 なぁにー?ゆーこぉ。(微笑み)
・・・って、、、優子、熱ある???」
握ってきた優子の手が微妙に生暖かい、、、
優 「 ・・・そぅ???」
敦 「 そう?じゃないよ。風邪じゃないよね?」
優 「 んぅ・・・
だるいの、疲れのせいじゃないの、、、?」
敦 「 知らないよ。怠いの?」
優 「 ・・・(コクン)
目がぼやぼやしちゃう・・・からだ、疲れてる、、、」
敦 「 もぉー・・・(呆)」
核心をつくことを中々言わない優子に呆れつつ、
シレッとナースコールを押した。
? 「 どうしたー???」
敦 「 誰でもいいから体温計とマスク持ってきて?」
? 「 分かった、直ぐ行くね。」
敦 「 お願いしますー。」
優 「 ・・・だれぇ???」
敦 「 声質からして咲子先生かな。
さっきもナースステーションに居たし。」
誰?って聞いてきた割に誰でも良さそうな優子。
せめて風邪じゃなくて疲れであって欲しい、、、
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ルー - 青のSPもまってます汗汗 (2021年5月13日 1時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優菜 | 作成日時:2021年4月9日 14時