・ ページ39
灰崎side
Aから電話があった。
今にも、泣きそうな声だった。
灰崎「ハァ、ハァ、………A!」
「…………っ」
Aは、泣いていた。
灰崎「何があった…?」
「征が………っ」
Aは全部話してくれた。
灰崎「…………赤司征十郎は2人いる…?」
「…………あいつは、全て奪う…。あのままじゃ、みんな、壊れちゃう…………」
灰崎「どーゆことだよ」
「…………あいつは全てにおいて勝つことしか頭にない。チームプレイなんて簡単に捨てる……。今まであいつらがやってきたバスケを壊すんだ……」
灰崎「…………っ」
「あいつらのバスケが好きだった…。うちにライバルがいないなかであいつらと…バスケすんのが楽しかったんだ…………っ」
灰崎「A………」
「やっぱり赤司征十郎なんて嫌いだ…!許さねぇ…………。もう1人の征をつくるきっかけになった
Aは、すごく悔しそうな顔をした。
ぎゅっ
灰崎「……ごめんな。俺にはこうやって抱きしめることしか出来ねぇ………」
「……バスケ、やめよっかな……………」
灰崎「……!?何言ってんだよ………」
「征十郎に言われた…。女子でうちに勝てるやつなんかいねぇって……」
灰崎「だからって辞めんのかよ!!俺は辞めちまった…。けどなあ!!俺はお前にだけはやめて欲しくねぇんだ!」
「やめたくせに何言ってんだよ…!!逃げ出したくせに…!」
灰崎「……だからこそお前には逃げ出して欲しくねぇんだよ……………」
涙が、でてきた。
「……………………祥吾?」
灰崎「今までカッコつけてまともに部活に行かなかった。だから周りのやつに不満もたれてもしょーがねぇってわかってた。でも……正直、あいつらとバスケしてっとすげぇ楽しかったんだ。あんな強いやつらとバスケしてっと、ワクワクしたんだ…。」
「……」
灰崎「……赤司に退部しろって言われた時はそりゃあ、ショックだったぜ……。でもしょーがねぇなって……。でも、お前はちゃんと練習してっし、不満があったら強すぎるってゆーただの嫉妬ぐれぇだろ?辞める理由、どこにあんだよ。」
「……………………そーだな…」
抱きしめる力を強くする。
Aはこう見えて結構もろいからな。
俺が支えてやんねーと。
125人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結夏(プロフ) - マリイさん» これは最初から書こうって決めてたんです!気に入ってもらえて良かったです´`* (2018年9月24日 19時) (レス) id: 29a5ac0f3a (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 夢主が髪染めたって所好き (2018年9月24日 19時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
杏里(プロフ) - よかったっす笑 (2018年9月24日 18時) (レス) id: 033696a261 (このIDを非表示/違反報告)
結夏(プロフ) - 杏里さん» 私も赤司にしてから「あれ?灰崎のほうがよくない?」ってなって灰崎になおしました。ややこしくなっちゃってごめんなさい( ; _ ; ) (2018年9月24日 18時) (レス) id: 29a5ac0f3a (このIDを非表示/違反報告)
杏里(プロフ) - あら、3回目は灰崎ですわ? (2018年9月24日 18時) (レス) id: 033696a261 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:結夏 | 作成日時:2018年8月28日 9時