我侭スリー！ ページ37
｢なんだあのヤバいの！？｣
｢ぶなああああ！！あんなの居るなんて聞いてねーんだゾ！！はよ逃げろ！｣
｢めっちゃエグい！でもアイツ石がどうとか言ってなかった！？｣
エースのその声に足が止まる一行。
｢イジ...イシ、ハ......ワダサヌ......！！！｣
化け物の言葉をきちんと聞けばその場の全員が確信した。
｢やっぱりここに魔法石はまだあるんだ！｣
デュースはそういうが、グリムは怯えてしまい、無理だといった。
｢だが魔法石を持ち帰れなければ退学...僕は行く！｣
デュースのその言葉にエースは驚き、
｢冗談でしょ！？｣
ユウは彼を危ないと止めるが聞き耳を持たなかった。
｢俺は絶対に退学させられるわけにはいかないんだ！｣
顔のない怪物は
｢カエレ！カエレ！！カエレ！！！｣
そう言いながらツルハシを振り回した。
｢ぐあっ...！｣
デュースは一人で挑むがまったく歯が立たない。
｢チッ...ノーコン真面目クンは引っ込んでな！俺が仕留める！はぁっ！｣
見かねたエースが得意の風魔法を繰り出したが、
｢ウウウウウウォオオォォォオォォ！！！｣
化け物には効かずに、反撃を食らう。
｢ふぎゃぁ〜！！コッチに来るな〜！！！｣
対抗してグリムが蒼炎を放つがまったく効いている様子はなかった。
｢...！？今、何か光った！？｣
僕の後ろで状況を観察していたユウが化け物の後ろでなにか光を見つけた。
｢あの光は、魔法石...！？｣
｢ォオオオオオヲヲヲヲヲヲヲヲ！！！！
ワタサンゾオオオオ！！！｣
魔法石という単語に反応したのか化け物の雄叫びはより大きく轟いた。
その声に涙目になりながらグリムは訴える。
｢ひひひひとまず逃げるんだゾ！このままじゃ全員やられちまう！｣
｢退却！退却！｣
｢ウォオオオオ〜〜〜！！！！｣
化け物の雄叫びが響いた。
逃げるユウと繋げられている左手を無理やり外す。
｢Aさん...！？｣
驚いてユウが振り返った。
｢先に行っていてくれ。僕はここであの化け物を食い止めておくから。｣
執拗に追いかけてくるあの化け物がユウ達に被害を与える前にこの場所に誰かが留めておかなくては行けない。
幸い物理攻撃は僕には
｢嫌です！！｣
｢いいから。大丈夫死なない。｣
｢ああ、くそ！！｣
嫌がるユウをエースが腕をつかんで引き、強制的に走らせる。
｢あ、ああ...嫌だ...！Aさん...！｣
｢面白い作戦を期待して待ってる。｣
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koto(プロフ) - 主人公めっちゃ好き、ニャル様の性格めっちゃ好き、監督生めっちゃ好き (2021年2月26日 14時) (
レス) id: 1bcbef6402 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - リーチ兄弟に気に入られそう… (2020年6月16日 12時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！…めっちゃ好きって言われてめっちゃ嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年6月15日 0時) (レス) id: ff7ab8a113 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - めっちゃ好きです！ (2020年6月12日 22時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - 風見ツクヨさん» コメントありがとうございます〜！最高、なんてそんな…!凄く嬉しいです！ありがとうございます！！！ (2020年5月9日 2時) (レス) id: fda8b91e10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久遠 | 作成日時：2020年5月5日 5時
