【ツイステ】先生、異世界に飛ばされましたが私は元気です。【暗殺教室】

生意気メイツ！ 3 ページ29

黒焦げ...？

真横の丁寧に、綺麗に、磨いた像はピカピカの見る影なく黒焦げになっていた。

｢...Aさん？｣


｢...ころす。｣

｢...あの？｣

｢その汚い肉体ごと掃除(解体)してあげよう！！！｣

｢なんなんだゾ！｣

«見事に地雷を踏み抜かれたねぇ！»



｢大丈夫！！安心してくれ！！跡は全て綺麗にして余分なゴミは回収させるから！！｣

｢何も安心できないんですけど！？？？｣


淡々と大人しい印象だったAが突如豹変した事に驚きを隠せないユウ。

慌てて走り出そうとするAの腰を掴みその場に留めているが今にもか弱い拘束は外れそうだった。

誰か助けてくれ、ユウは泣きそうだった。



｢こらー！！なんの騒ぎです！｣


クロウリーが空から現れた。

｢げっ、学園長...｣

｢アイツ、アイノムチで縛ってくるんだゾ！逃げろっ！｣

｢は？逃がさねえよ。...離せ、ユウ。あいつら掃除(解体)出来ない。｣


｢いでっ！｣

｢2日連続でいてーんだゾ！｣


クロウリーの愛の鞭がエースとグリムに炸裂する。

｢はぁ...先程″騒ぎを起こすな″と言ったばかりのはずですが？しかもグレート・セブンの石像を黒焦げにするなんて！

よほど退学にさせられたいと見えます。｣

｢ちょっ！それは勘弁！｣



｢ユウくんも、これではグリムくんを監督しているとは言えませんよ。｣


まったく...てため息をつきながらクロウリーはエースに名前と学年をきいた。

｢ではトラッポラくん。グリムくん。ユウくん。Aくん。

4人には罰として窓拭き掃除100枚の刑を命じます！｣




掃除...？





｢放課後、大食堂に集合。いいですね。｣

｢へぇ〜い...。｣

｢昨日から散々なんだぞ。｣





そうか、掃除。


｢放課後まで時間があるからもう一度掃除すればいいのか。｣

｢そうだね...。よかった落ち着いてくれた。｣




エース・トラッポラ...顔と名前は覚えたぞ。

ユウがいなかったら今頃狂気に陥るとこだったから精々ユウに感謝するんだな。


いつか締める...。

ピカピカ喪失の恨みは激しいからな。

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