投稿フレッシャー！ ページ24
太陽が出てき始めた頃、まだ薄暗い廊下を歩く者がいた。
｢へえ、一応あの学園長食料は置いていってくれているな。｣
学園指定の制服に着替えたAだった。
｢...見た感じだと毒とかは入ってなさそうだな。｣
ならユウたちが起きる前に朝ごはんを作ろう。
今日からする仕事内容の説明をしに恐らく学園長も来るだろうから彼の分も必要かな。
｢お、朝ごはんか〜？...フレンチトーストか！美味しそうだな〜！｣
パンと卵があったから簡単につくれるフレンチトーストを作っていると昨日追い払ったゴースト達がいた。
｢ああ、ちょうどいい所に。｣
どうせなら彼らにユウたちを起こしてきてもらおう。
ここはオンボロ寮、ユウの自室。
｢ヒッヒッヒ...お前さんたち、今日は学園の掃除をしないといけないんじゃなかったっけ？｣
細身のゴーストが2人に声をかけるが、
｢う〜ん...むにゃ...あと5分...｣
まだ起きないグリムとユウ。
｢そんなふうにいつまでもゴロゴロしてると永遠に起きられなくなっちまうよ｣
｢俺たちみたいにね！イーッヒッヒッ！｣
｢ふぎゃ！？またゴーストなんだゾ！おいオマエ、起きろ〜っ！！｣
慌ててユウを起こしたグリム。
｢お前たち、今日からここに住むんだって？悪戯しがいがあるってもんよ。ケッケッケ！｣
｢くそー。いつか追い出してやるんだゾ！｣
カツ、カツ、と靴の音を出しながらクロウリーが現れ、2人に声をかけた。
｢おはようございます。2人とも。よく眠れましたか？｣
｢ベッドに寝そべったら底が抜けてびっくりしたんだゾ！
どんだけオンボロのまま放置してたんだ？朝もゴーストに起こされるし最悪なんだゾ！｣
｢あまりよく眠れませんでした...｣
｢急に慣れない環境へ放り込まれたのですから不安なのも当然です。
ですが現実は往々にして厳しいもの......受け入れて前に進みましょう！
ところで、Aさんが見当たらないのですが...｣
｢私ならここに。食料があったので先に起きて朝ごはんをつくっていたんだ。
学園長の分も用意してあるけど話は食べながら、じゃダメかな。｣
｢なるほど。この甘い香りはそういうことですか。
ふむ。なら、仕事についてのお話は食事をしながらにしましょう。｣
昨日のうちに談話室と私やユウの部屋、台所と食事場の掃除を終わらせておいて正解だったな。
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koto(プロフ) - 主人公めっちゃ好き、ニャル様の性格めっちゃ好き、監督生めっちゃ好き (2021年2月26日 14時) (
レス) id: 1bcbef6402 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - リーチ兄弟に気に入られそう… (2020年6月16日 12時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！…めっちゃ好きって言われてめっちゃ嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年6月15日 0時) (レス) id: ff7ab8a113 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - めっちゃ好きです！ (2020年6月12日 22時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - 風見ツクヨさん» コメントありがとうございます〜！最高、なんてそんな…!凄く嬉しいです！ありがとうございます！！！ (2020年5月9日 2時) (レス) id: fda8b91e10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久遠 | 作成日時：2020年5月5日 5時
