粟田口と左文字のコラボ刀５１ ページ12
白side
ちくり、と胸がいたんだ。
すれ違ってしまった原因。
《対だから、付喪神の僕もついていった。》
加州「．．．白が初めて切ったのは、主である沖田くんだったんだね。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
紅桜side
白《いやっ＿＿＿いやぁぁぁぁあ！！》
紅《白っ！》
白《ご主、人様を！わた、わたしっ、ご主人様をっ！！》
紅《落ちてついて！沖田くんは死んでない！！》
白《でもっ！！》
白い肌に血がにじむくらい手を握りしめて、
己を恨んで泣いていた。
主に刃を向けるなんてと、自らを責めて。
僕は、こんな姿をみたくなんてない。
白に笑っていてほしいのに。
忘れてほしいと願いを込めて白を抱き締める。
《っあ、＿＿＿＿＿あれ？》
この時自覚した能力で、白を知っている人の記憶を消した。
幸いにも、人数が少なかったことで、実行できた。
鍛冶屋の主人、清光、安定、兼さん、国広、そねさん、沖田くん。
そして白。
白の意識と僕の意識を白椿に閉じ込めて、
幸せにしてくれる人を待った。
そして、顕現された。
《あれ、どうして泣いているの？》
気がつくと、みんなが涙を溢していた。
「紅桜！私が、２人とも幸せにして見せるから！！」
がばっと主に抱き締められる。
『コウは私に笑って欲しいと言うけど、
私もコウに笑っていて欲しいんです！
幸せそうに、心から！』
白も抱きついてきた。
それに続いて本丸のみんなも。
．．．暖かい。
頬を熱が伝った。
《あ、れ？》
涙なんて、もう渇れたと思ってたのに。
《．．っ、んぅ．．．僕、ここにいても．．いいの？》
口を揃えて、当たり前だと言われる。
思い切り抱き締め返し、何千年かぶりに泣いた。
粟田口と左文字のコラボ刀５２→←粟田口と左文字のコラボ刀５０
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 237人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琥珀ノ神(≧▽≦)ﾆｺﾆｺ☆(プロフ) - 真紀夏さん» はじめから見てくださり、またリクエストもしてくださり、本当にありがとうございました(≧▽≦)！ (2018年5月20日 16時) (
レス) id: 0a61b9b9b6 (このIDを非表示/違反報告)
真紀夏 - 完結、おめでとうございます！とても面白かったです！ (2018年5月20日 15時) (レス) id: 6c23222169 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀ノ神(≧▽≦)ﾆｺﾆｺ☆(プロフ) - 黯椿さん» ありがとうございます！！そう言っていただけて安心しました！！ (2018年5月20日 12時) (レス) id: 0a61b9b9b6 (このIDを非表示/違反報告)
黯椿(プロフ) - とても面白かったです！ (2018年5月20日 12時) (レス) id: df16fd03d6 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀ノ神(≧▽≦)ﾆｺﾆｺ☆(プロフ) - 完結しました！！今まで読んでくださり、本当にありがとうございます！！ (2018年5月20日 11時) (レス) id: 0a61b9b9b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琥珀ノ神 | 作成日時：2017年12月1日 21時
