異世界の彼らとリアルな私の食事情 (ページ5)

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品番5 ページ5

『…』

ワタシはタンスに近づき扉を開ける、するとブァッ！と風が吹き込む。
不意に目をつむってしまう、しかしゆっくりと開けていくと、そこにはぐにゃぐにゃとねじれ曲がっている空間があった。

『…うっそマジで…？』

ロ「うわぁ…凄いなぁこれ…」

『ええええ…何故にうちの家にこんなものがぁぁぁぁぁぁぁあ…』

ロ「まぁ仕方あらへんのちゃうー？
繋がってもうたんなら諦めるしかーw」

そういいロボロ君はケラケラと笑う

『笑い事じゃないよぉ…はぁ…また引っ越すかぁ…』

ロ「え…いっいやや！」

『んぇ』

手をギュッー！と握られる
小柄な彼だが言ってみれば私とかわらないぐらい。
しかし私に詰め寄ってきてることもあり、彼のが幾分大きく見える。

ロ「あかん…！あかんよ！いかんといて！』

『え、やって凄いややこしそうなんだもん…』

ロ「やとしても待ってぇ！
俺いやや！行ってほしいない！
Aさんの！…Aのご飯また食べたい！それに…ｯ…」

『そっ…それに？』
そういうとロボロ君は下を向きゴニョゴニョといっている…が決心ついたのかガバッと頭をあげる。

ロ「また…ｯ！
また…頭を…撫でて…ほしぃ…ｯ///」

『……ｯｯｯ！！！』

なっ…なにこの子…っ…可愛すぎる…ｯ！！
頬っぺたあかーくしながらも視線は私から離さずに一点を見つめている…

『…ｯ…ロボロ君…私でよければ…っ…いくらでも、ｯ！』

そういい私はぐじゃぐじゃと頭を撫でる。

ロ「…ーｯ…！
…やっぱりや…めっちゃ気持ちええ…ｯ…」

『そうなん…？』

ロ「せやねん…Aの手…美味しいもん作れて…こんなに気持ちよく撫でてくれる…魔法の手やわ…」

『～ｯｯｯ！！』

…この子…魔性の子だわ…