異世界の彼らとリアルな私の食事情 (ページ39)

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品番38 ページ39

両手を握りながら再度訪れたのは相変わらずも整いを知らない私の始めてきた場所で、二人は見慣れたとばかりに部屋へとはいる、私が飛び出した拍子に飽きっぱなしになった其処は相も変わらず気持ち悪いほど時空が歪んでいた

私は何度か見たため慣れ始めていたが彼らにとっては異次元の何かでしかなく顔をしかめている

そりゃそうだ私だって始めてみたもの。
青や紫、ピンクや赤、様々な色が混在し線を描いている。
通常の生活では御目にかかれないモノであるのは間違いないだろう

zm「あー、これ？」
『そうこれにはいるの』
syp「…死にま、せん？」
『大丈夫だと思うけど…』

正直に言えば保証などどこにもない、
何か偶然にできたには出来すぎているとしか思えない産物。
翠の彼が指を軽く近づければ吸い込まれるように指の先端は意思を持つように線になり、様々な色へと形を変える。

驚き体が跳ねる。後ろへと逃げれば必然的に私の体も引っ張られてしまい、足元に転がる紙を踏み滑ってしまった。
倒れるっそう思ったが、くぃっと腕を引かれぽすりと倒れこんだのは紫の彼で、私が申し訳なさそうに眉を下げれば小さく笑いかけてくれ頭を撫でてくれた

syp「…大丈夫、ですか？」
『う、うん、…ごめんね？大丈夫だった？』
俺は別に、と言わんばかりであったが不満があったのは翠の彼で

zm「…Aさん！」
『え？わっ！』
名前を呼ばれ振り向くさなか強く引っ張られれば今度は彼の胸の中へと飛び込む、次々と来る情報に頭が整理出来なくなってくる。

syp「…何するん、すか」
zm「何も？何やショッピくん、離れたくなかったん？すまんなぁ、Aさん、俺の方来たわ」

空気がピリッと冷たくなるのを感じた、
何かわからないもののそれはあまりにも私には刺激が強く、怖かった、
じわじわと涙が零れる

それを見た二人はぎょっとし冷たく痛い空気はなくなった
…やっぱりこの二人単純…