異世界の彼らとリアルな私の食事情 (ページ24)

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品番24 ページ24

シャオロンside

…また余計なことを考えてしまった…
俺が頭をふっていると、コネシマが声をかけてきた。

コ「もうつくぞ、食堂や。」

「そ、か…久々…や、わ…」

コ「そうやなぁ、来ても飯作るやつおらんしなぁ…」
コネシマは顎に手を添えながらうーん…と唸る。
うちで飯が作れるやつはそんなに多くない。
特に俺とコネシマは破壊的に出来ないとのとこ。
まぁ、今ごろそんなんゆうても食うもんがないから言ったところでって話やけどな…

ガラッ…コネシマが扉を開ける。
開いた先には先についていたのであろう。
ゾムとマンちゃん、トントンの姿があった。
久々に見るみんなは俺らと同じで顔色が最悪やった。

ト「…っ！シャオさん連れてきたん！？」

コ「あ？おう。シャオさんにも飯食わせたろうおもてな！」
ニカッ！と笑うコネシマの顔を見てゾムがケラケラと笑う

ゾ「シッマが連れてきたやなんて明日は槍降るなぁw」

コ「なんでやねんっ！？俺が連れてきたらあかんのかい！」
するとマンちゃんも喋りだす

マ「わざわざ体調悪い子連れてこんでも…後で持っていくつもりだっためぅ～。」

コ「そんなん関係あるかいっ！寧ろ一人でボソボソ食っとったら善くなるもんも悪ぅなってまうわ！飯はな！みんなと食った方が旨いねん！」

ゾ「シッマ…お前…エエことゆうやないか…！」

ト「はぁ…まぁエエよ。コネシマはよ座らせたり。担がれとるんしんどそうや。」

コ「あ、すまんすまん。」
そういうと皆が囲んで座っている長椅子に俺を座らせる。
すぐ横にコネシマも座り、申し訳ないが肩をかりる。

少ししてだろうか。ゾムが扉の方を見て「きた…」と声に出す。
それと同時に皆がそっちに振り向く。
数秒程度して扉が開いた。
そこに立っていたのはロボロと大先生やった。

…何かロボロが言っていたような気もするがあまり聞こえなかった…
ロボロの口が動きを止める…両手に抱えてるカバンをギュッと抱き締めポロポロと泣き始めた…。
あーあー…前の俺なら今のロボロを弄り倒せたんやろうなぁ…やなんて余所事を考えて少し…やっと少し笑えた…