8話目 ページ9
【遊真side】
迅さんと(人１)が居なくなった支部で、訓練の合間の休憩をとっていた。
その時、ピンポーンと何処からか音が鳴った。
栞「はいはーい」
その音にしおりちゃんは玄関の方へ急ぎ足で向かっていった。
修「宅急便か？」
遊「タッキュウビン？なんだそれ」
千「相手が第3者を通して、自分に送り物を届けることだよ」
遊「ほほう。自分で行かなくていいってことか？便利だな」
ニホンはとても便利だ。
そう感じた時。
栞「ぎゃーー！！Aちゃーん！！」
修「なっ、なんだ！？」
しおりちゃんの、悲鳴にも似た叫び声が聞こえた。
こなみ先輩たちも、俺たちも急いで玄関に向かった。
修「あ、嵐山さんとA！？二人共ボロボロじゃないですか！」
嵐「さっき色々あってな…俺は大丈夫なんだが、Aが…」
嵐山さんの背中におぶられるようにして、死んだようにぐったりとしている(人１)が居た。
戦闘の後なのか、トリオン体のままの服が所々破けていたりしている。
頬に浅くはあるが傷もあった。
千「ど、どうしてこんなに…」
嵐「AがSEを使ったんだ。コイツのSEは強力なわりに反動が大きくてな…」
俺は、その言葉に疑問を感じた。
遊「(人１)のSEってそんなにヤバいのか？だって俺と戦った時は、(人１)のSEって幻覚を見むぐっ！」
後ろからこなみ先輩に口を塞がれた。
あと小声で、ちょっと黙ってて、と耳打ちをされた。
嵐「幻覚を…なんだ？」
烏「なんでもないです。それより、Aの事ありがとうございます」
嵐「いや、いいんだ！寧ろ俺がAにお礼を言いたいぐらいだ…じゃあ、後は頼む」
とりまる先輩に寝ている(人１)を預けて、アラシヤマさんは行ってしまった。
そこでようやく口を塞いでた、こなみ先輩の手が退けられた。
烏「よいしょ、っと…じゃあ俺、Aを部屋に寝かせて来ます」
所謂、お姫様抱っこというもので、とりまる先輩は(人１)を抱えた。
木「おお。ゲーム機踏んで壊すなよ」
烏「重々承知してます」
遊「ゲーム機？」
桐「Aはゲーム大好きだから、部屋にすごい量のゲーム機があるの。それを壊した日には大変な事になるわ」
遊「ゲームか。やってみたいな」
そう呟く俺とオサムとチカに、表情を変えてこなみ先輩が言った。
桐「それより、Aについて話とかなきゃいけない事があるの。
…これは玉狛以外の人間には話しちゃ駄目よ」
その言葉に緊張感が走った。
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夕葉見(プロフ) - 花音さん» ごめんなさい！今すぐ直してきます、指摘ありがとうございました！助かりましたー！ (2015年8月28日 10時) (
レス) id: 670ee35a55 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - とっても面白いです！けど一つだけ指摘させてください。出水は国近さんじゃなくて柚宇さんって呼んでます (2015年8月26日 0時) (レス) id: aaaae65d81 (このIDを非表示/違反報告)
漣 - 更新がんばって！続き待ってますっ！ (2015年5月17日 9時) (レス) id: 6749ee94fc (このIDを非表示/違反報告)
三風藍(プロフ) - 私もヒュースすごいタイプだから主人公ちゃんと気が合うかもwwwこれからも更新頑張ってください続き楽しみに待ってます！ (2015年5月5日 19時) (レス) id: c4675d711c (このIDを非表示/違反報告)
峰りん - 角の生えた空飛ぶゴリラ、ジェットゴリラWW 更新頑張ってください☆ (2015年5月2日 23時) (レス) id: fe3074f548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕葉見 | 作成日時：2015年1月14日 23時
