Love you…xx (ページ48)

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story46 ページ48

あー、面白かった！
スプラウト、見たことなかったけど、中々面白かった。
女の子の気持ち、よく描かれてるわ…←

｢かっこよかったなぁ…｣

片桐くん、かっこよかったなぁ…。
自分の事を好きでもない彼女のためにあそこまでする人、現実には中々いないと思う。

ポワーンと、つい先程まで見ていたことを思い出してると、目の前に良亮くんが顔を出した。

｢なになに？俺？｣
｢は？｣

突然、何を言い出すんだこの人は。と、思ったけど、よく考えたら良亮くんもスプラウトに出演したいたんだった。
忘れてたよσ(´ω｀*)

｢違うよ、片桐くんのこと！｣
私がそう言うと、良亮くんはがっかりしたように肩を落として元いた場所に座った。

｢んだよー。ジェシーかよ｣

ちぇっと言いながらジュースを飲む良亮くんを見て、フフッと笑う。
私もジュースを取ろうと立ち上がったとき、みっくんが手を合わせていて、ちょうどご飯を食べ終わったところだった。

｢ごちそうさま｣
｢あ、はーい｣
｢何話まで見たの？｣
｢えーとね、６話辺りかな｣

冷蔵庫のジュースを取りながら答えると、みっくんはふーん。と頷いた。
何も言わずに私の分にと思って入れたジュースをみっくんが横取りする。

｢ちょっと！それ私のーっ！｣

大声を出す私なんか他所に、みっくんは自分の部屋にもどっていった。