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漆拾漆 ページ27

もう居なくなっていたと思っていた。なぜなら彼は女心など知ったこっちゃないみたいな性格に見えていたから。




「どうしたァ。何を助けて欲しいんだァ。」


「…不死川さんには言えません……。」

「なんだとォ?」

「……不死川さんには関係ないです。」

「テメェ…人が優しく聞いてやってんのによォ……」

「………不死川さんって、おはぎみたいな目をしてますね。」

「殺すぞ。」




***




「朝ご飯、食べますか?」

「いらねェ」

「どうぞ。」


「いらねェって言ってんだろっっ!」


「…でなぜ不死川さんここに居るんですか。」

「お前が泣いていたからだろ。」

「…もう大丈夫です。不死川さんのおかげで冷静になれました。」

「は?」


「大丈夫です。もう、逃げたりしません。」


不死川さんの心配はきっと、私が鳴女さんを呼んで逃げて、ここの情報を無惨さんに教えると言うことだろう。


「それに私はここの情報を言ったりしませんよ……?こんなに良くしてもらっているので、恩を仇で返すような事致しません。」


「…そういやァ、炭治郎とかいう奴合わせて三人は、ついさっき、蝶屋敷を出ていたぞ。」
「え……?」


炭治郎さん達もう治ったんだ。早い。


「お前って、本当に竈門炭治郎の名前を出すと顔が変わるよなァ。」

「え……?」

「さっきはよォ、悲しい顔ばかりしていたのに。」

「…初めての人間のお友達…ですからかね……?」


「そうかァ。ならその人間の友達の家族を殺した奴の所には戻れねェよなァ?」



「…っ。」


不死川さんを見れば目を細めて私を見る。


「あの糞野郎を好きだとかそんな事俺にとっちゃァどうでもいい事だが、あの野郎の所に戻るとなれば話はァ別だ。」

「……ですから情報は……!」

「お前は人間として幸せに暮らしていけると俺はァ思う。結婚して、子どもでも作って幸せに暮したらァいい…。」

「え……?」



不死川さんがご馳走様ァと言って立ち上がった。



「鬼と関わって悲しむのはお前なんだからよォ。」



不死川さんは私の頭を軽く撫でて、縁側から出て行った。






「……え…?」

空になっていた茶碗と器を片付けながらも私は少し無になっていた。




その後すぐに炭治郎さん達が別れの挨拶をしに来た。



炭治郎さんがいなくなってボーッとした後、着物に着替えて外に出る事にした。

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秋栄 - 李由華さん» おぉぉぉ!ありがとうございます!!続編は明日の0時ぐらいには出せればなと思っております!!深夜12時ぐらいにここに来ていただけたら、多分続編行けるはずです!!しっかりと期限までに出来るように努めてまいります!コメントありがとうございました! (2020年5月3日 13時) (レス) id: c61d719ffa (このIDを非表示/違反報告)
李由華 - 続編制作頑張ってください! (2020年5月2日 21時) (レス) id: a39b69135d (このIDを非表示/違反報告)
秋栄 - 鬼小夜千夢さん» アニメOPでも、少ししか映らないのにカッコ良さは際立って…もう無惨様は美しくカッコイイですよね!この作品でそう思っていただけたのなら光栄です! (2020年4月30日 15時) (レス) id: c61d719ffa (このIDを非表示/違反報告)
秋栄 - ひろかさん» 鳴女ちゃん本当に可愛いですよねっ(*´▽`*)私も大好きなんです! (2020年4月30日 15時) (レス) id: c61d719ffa (このIDを非表示/違反報告)
鬼小夜千夢 - 無、無惨様!死にそうなぐらいかっこいいし……あぁもう死にそう(//∇//) (2020年4月29日 17時) (レス) id: 998332dba8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋栄 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年3月28日 23時

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