泣き顔→本番の朝 ページ11
智side
松潤の部屋で飲んでたんだけど、皆寝たからリビングに行った。
そしたら、二人で飲んでんだもん！
リビングのドア開けて翔君に抱きついて一緒飲も〜？
って言ったのに…眠気が…
翔「ありゃ〜シルク布団敷いて」
シ「了解」
布団に敷かれる前に言わなきゃ…伝えなきゃ
翔くんの顔を見ながら言う。
辛そうな顔しないでよ…
「一人で悩まないで。俺にも話して翔君が悩んでる事辛い事。沢山聞かせ…て」
そこから記憶無いけど…
微かに聞こえた、優しい翔君の声
翔「沢山話してるよ。」
シ「敷いたよ」
翔「寝かせるわ」
そして、何かの物音で目を覚ますとそこに居たのは、
月明かりに照らされながら、涙を浮かべる翔君だった
そして、涙声で言った
翔「母さん達には見えてるかな」
翔君…何が辛いの？俺には話せない事？
思い出したの？お母さん達の事
全部引っ括めて、俺は、言った
「俺には見えてるよ？翔君の辛そうな顔」
翔君は、驚いてこっちを向いた。
そして、偽の笑顔を貼り付けて、いつ起きたの？って
「無理に笑わなくていいからさ」
翔「ほ、ほら明日もあるし」
「何が辛いの？」
翔「お、俺も寝るからさ」
「翔君。おいで？」
俺は、手を広げて待った。
一向に来ないから、俺から抱きしめた。
翔君が恥ずかしそうにもう大丈夫だからって
俺は、構わず抱き締めてた。
「明日からだね。振り完璧？」
翔「あ、うん」
「楽しみだね」
翔「う、うん」
翔君のことは心配だったけど、明日もあるから…二人とも寝る事に…
↓次の日の朝
「ん〜はぁ…」
和「起きました？」
雅「もうすぐマネ来るよ？」
潤「朝飯食って」
「…翔くんは？」
翔「何？」
翔君の顔は、何かを隠してる顔だった。
乗り切れるかなぁ…
LIVE終わり部屋行くかな〜
翔「ほら、準備準備！」
「ん〜…」
翔「起きてって！」
「ふわぁ〜」
4人に起こされて朝食って…車乗ってドーム着いて…リハして少しの休憩時間。
翔君の方を見ると、フードを深く被り、イヤホンを付けてる。
俺は、隣に行き、翔くんの撫でた肩を枕に睡眠
翔「大野さん…俺退こうか？」
「いや、いい」
翔「寝にくいでしょ？」
「いいの」
翔「そっか」
「不安な事あるなら、俺に話なね？」
小さく呟くと、和達には聞こえない程に小さな声で…
翔「俺…もうわかんない」
って…
驚いて翔くんを見ると…目が潤んでた
翔「助けて…大野さん」
やっと聞けた。翔君からのSOS
「俺に話して？」
翔「俺、最近ずっと…」
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2021年3月10日 0時
