呪術廻戦反応集・誠 (ページ16)

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◯両面宿儺

「泣くな。」
泣いている貴方の涙をぬぐって少し微笑む。
最期に見るのが彼の笑顔だなんて。そのまま私も呪いになろうかな、
なんて泣きながら言うと、「生娘にはまだ早い。せいぜい楽しめよ。」
最期までいつもと変わらない彼を見て安心したような、
その安心もつかの間、彼はこの世界から消えてしまいます。
貴方の心の中には。何が残っていますか？
思い出を一つ一つ。想うだけで痛い。

◯夏油傑

「ごめん、先に逝ってる。」
何で貴方が泣いてるの。私が泣きたい。
お互い泣いてるから、きちんと顔が見えなくて。
最期に見た彼の顔はどこか切なそうで寂しそう。
待っててね、私もすぐそっちに行くからさ、と言って
冷たい彼にキスをする。一生分のありがとうを。

◯乙骨憂太

「、、もっと、、一緒に居たかった、、なあ、」
悲しそうに笑顔になる。止めて笑わないで。
心残りを作った貴方は呪霊となって私につくでしょう？
大丈夫。憑く前に私がそっちに行けばいいの。
ひんやりと冷たくなった川に身を落とす。
彼からの愛よりは浅い川に沈んでく。
愛の深さは計り知れないくらいなの。

◯狗巻棘

「、、、しゃけっ！」
大丈夫、と言い親指を立てる彼は。
今にも死にそうな虫の息。無理をしないで、貴方がそう言っても。
無理してないよ、と言う。
最後の最後。残りの力で、貴方に
「愛してる、今までありがとう。」
呪いをかけた。縛りをかけた。
貴方も愛していたから、その声を思い出すたびにつらくなって
何度も身を投げ出そうとする。でもやっぱり、
彼はいつでも待ってる気がして。もう少し、待っててよ。呟く。

◯高専五条

「泣くんじゃねぇって、」
ぶっきらぼうに言われる。無理だって、貴方が言うと、
「あ゛～、、ほら、これでいいだろ？」そう言って抱き寄せる。
しばらく彼の温もりが続くんだけど、やっぱりだんだん
冷たくなってきて。現実を受け入れたくないからしばらく遺体を抱くあなた。
最強って、言ってたじゃんっ、、貴方が泣きながらそう言うと
「最強でも死ぬんだよ、ばーか。」聞き覚えのある声がして。
ふと振り返ると、彼が特級過呪怨霊になっていた。
「お前馬鹿だからな～、、俺がいてやるよ、」
愛おしさでくるってしまいそうだ。

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