中王区No.1ホステスは壁の外が見てみたいのさ！

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貴「…なんか、悪い事した気分。」

パトカーってはじめて乗るし…。

「ははっ…皆そう言いますよ。」

貴「警官さん…じゃないか…お名前は？」

入「入間銃兎です」

貴「…兎さんですね。分かりました。」

入「おいこらなめてんのか」

貴「こわーい」

入「まったく……貴方は？」

貴「……Aです………はっ！！！！うわぁ！！」

入「…どうかしましたか？」

貴「入間さん！！見てください！！！あれ！あれって、もしかして海ってやつですか！？！？」

入「…海？そうですけど…。」


貴「はじめてみた…」



綺麗だなぁ…。




入「はじめて！？貴方一体どこから…。」

目を見開く入間さんに、今までのことを話す。

_________


入「なるほど…そういうことでしたか…。…しかし、あの勘解由小路がよく許しましたね…。」

貴「…ちょっと、古くからの友人に手伝ってもらったんですよ。」

雅か…店の皆はどうしてるかな？

悲しんでる…わけないか！

今頃私がいないって、どんちゃん騒ぎだろう。

_____

入「さぁ、つきましたよ。」

めっちゃ高級な高層ビル…。

中に入ると、ロビーもめちゃくちゃに広かった。

貴「うっわ…広い…。」

入「迷子になりたくなかったら、ちゃんとついてきてくださいね」

貴「はーい」

また迷子は嫌なので、
入間さんの後ろにしっかりついていく。






貴「…。」


気のせいだろうか。


さっきから顔の怖い人としかすれ違わない。

ここってもしかして、ヤバい所なんじゃ…。

顔がひきつりはじめたところで、
入間さんが一番奥の部屋の扉をノックした。

入「はいりますよ。」

「おぉ。」

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