中王区No.1ホステスは壁の外が見てみたいのさ！

38 ページ39

貴「さっき支配人に渡したカード、あれ、私の働いてる店のなんです。…使わなくなって、昔のデータのまま、更新もしていないやつ。」

飴「へぇー」

貴「なので中には実際、一円もはいってません。まず、暗証番号すら知りませんし。」



夢「え？」



貴「手持ちは1000万のみでしたので…偶然7がひけてよかったです！…やっぱり私、壁の外にでてから運がいいんですよ！信じてよかった♪」


帝「まてよ…てことは…。自分もすぐ返せねぇって分かってて…へたしたら借金かかえること理解した上で…自分の強運だけに4000万かけたってことか？」






貴「はい！」






飴&夢&帝「「………。」」


急にだまりこむ三人。

飴村さんと夢野さん、めっちゃ汗でてますけど？

夢「…小生、鳥肌がとまりません。」

飴「僕も…。ひっさしぶりにたった。」

青い顔を見合わせる二人をよそに、帝統さんだけが目を輝かせて私の肩を揺さぶる。


帝「A……気に入った！！！！！
お前は俺の女神さまだ！！！」

貴「女神さま！？はじめて言われた！なんか響きいいですね。」

帝「だろ？」

飴「……二人とも天然なの？ついていけない。」

夢「同じく。」

帝「もう友達だ！！帝統って呼んでくれよ！」

貴「いいのー！？帝統ーー！」

飴「…むーー！仲良しずるーい！僕もいれて！Aちゃんとお話したい！」

急に飴村さんが抱きつくので、落ちそうになったお冷やをなんとかキャッチ。

貴「うわ…ちょっと飴村さん！」

飴「飴村さんじゃなーい！乱数って呼んでっていったでしょ？？」

貴「ら…乱数…。」

なれないな…。
一応憧れの人だし…。

夢「…では、流れで小生も幻太郎と呼んでおくんなまし。」

まじか…。

貴「げん…幻太郎さん…。」

飴「敬語も禁止！！メッ！だよ！」

おしてくる…乱数のペースにグイグイのまれてく…。

貴「うん…」

飴「よーし！新しいポッセの歓迎会だ！！今日は盛り上がってこー！」

帝「おぉ！」

夢「ふふっ。楽しくなりそうですね。」

これが渋谷division…。

恐るべし。




まぁ、悪い気はまったくしない。

39→←37

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す