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運転手「次は…池袋。池袋。」


思ったより人いるなぁ…、混雑してる。


貴「ここが池袋…うっわ迷子になっちゃうかも…」

とりあえず萬屋は…。


貴「萬屋ヤマダ…で検索っと。」

スマホを見ていると、
誰かに突然肩をたたかれた。

「…なぁ、あんた今萬屋って言ったか?」

貴「あぁ…はい!今から山田一郎さんの所に行くところで…ってうわぁ!!!本物だ!!」

振り向くと、そこにいたのはまさかの山田一郎さん本人。

一「ははっ…そんなに驚く事か?Aさんだろ!…寂雷さんから話は聞いてるぜ!」

貴「ど…どうして私って分かったんですか!?」

一「いや…背が高くて短髪で美人って聞いてたからよ…まさかと思って近寄ったら、萬屋ってぶつぶつ言ってっし…」

貴「なるほど…。」

今更ながら一人でぶつぶつ言っていたのが恥ずかしい…。

一「今日は池袋の案内をすりゃいいんだよな?」

貴「はい!よろしくお願いします!」

一「任せとけ!……とその前に荷物置いてこねぇと…。申し訳ねぇけど、家までついてきてくれねぇか?」


貴「…荷物多いですね…買い物の帰りですか?」

一「あぁ…今日は特売日だったからな!」

貴「特売日…」

一「下に食べ盛りの弟が二人いて…」

貴「弟さんか…山田さんって、長男って感じしますもんね!」

私が笑顔で言うと、山田さんは恥ずかしそうに目を細めた。

一「山田さん…か…弟達も山田さんで紛らわしいから、できれば一郎って呼んでくれるとありがたいんだけど…。」

貴「…じゃあ、一郎さんで!」

一「おう!………そういや、Aさんて歳いくつっすか?」

貴「22。」


私が呟くと、一郎さんは驚いて突然頭をさげる。

一「うっわ歳上!!!すんません生意気で!敬語やめてくださいよ!!」

貴「いやいやいや…!私敬語使われるの苦手ですから!むしろそのままでいてほしいです!お願い!」

一「…そうっすか?でも…なんか申し訳ないってゆーか…なんてゆーか…。」

貴「うーん……!じゃあこの際、お互い敬語無しにしよう!私も敬語やめる!」

一「…まぁ、それなら!」

貴「よろしく、一郎!」

一「おう!よろしく!」



なんだかナチュラルに仲良い人が増えていく…。

このままいけば…友達100人できるんじゃない?←

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作品ジャンル:恋愛
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ひんやりだんご - お餅さん» うぉおおおお!!ありがとうございます!泣いて喜びます! (2019年9月17日 7時) (レス) id: 2d4f9d78c5 (このIDを非表示/違反報告)
お餅 - うぉおおおお!!読んでいて凄いわくわくします!更新応援しています!! (2019年9月16日 19時) (レス) id: fb4e2fef35 (このIDを非表示/違反報告)
ひんやりだんご - 犬田さん» ありがとうございます!誤字脱字多々あるかと思いますが…応援してくれるとありがたいです!! (2019年9月15日 20時) (レス) id: 2d4f9d78c5 (このIDを非表示/違反報告)
犬田(プロフ) - みんなとの絡み方がすごく好きです…!主人公ちゃんの問題を解決する姿がかっこいいです!!!シブヤではどうなるのか凄く楽しみです、更新応援してますね!! (2019年9月15日 10時) (レス) id: 4889f7f66e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひんやりだんご | 作成日時:2019年9月1日 8時

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