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寂「辛いときに少しでも力になれたのなら、私もとても嬉しいよ。」
貴「髪をおろしていらっしゃいましたので、気づきませんでした…。」
寂「私も歳をとりますから…最近は趣味も釣りと座禅なんて年相応になってきてしまってね…」
貴「とんでもない!…こんな事、男性に言うのはおかしな事だと思いますが…その、相変わらずお美しいです!」
寂「ふふっ…ありがとう。」
伊「分かるー!せんせーちょー綺麗だよね!」
そう言って、自分のことのように喜ぶひふみ。
そういや…観音坂さんも顔整ってたな…。
…イケメンはイケメンを呼ぶのか…。
寂「今日は新宿を観光するのかい?」
伊「そうそう!俺っちが案内係するんすよ!」
貴「ちなみに明日は、池袋に行く予定です!」
寂「そうですか!楽しんで来てくださいね。………実は池袋に何でも屋をやっている友人がいるんだけど…TDDを覚えてくれているのなら…山田一郎くん。【MC .B.B】は知っているかい?」
貴「っはい!!!それはもう勿論です!!!」
寂「連絡しておくから、池袋へ行くときは案内してもらうといいよ。」
貴「本当ですか!?ありがとうございます!」
伊「え〜!!俺っちがAちんにいろんなとこ案内しようと思ってたのにー!」
寂「一二三君は、今日新宿を案内してあげるんだろう?…昨日は寝ていないだろうし、無理はいただけないね。」
貴「!!…」
神宮寺先生の言葉に、はっとする。
色々あって…楽しみすぎて…私としたことが、そんな当たり前のことに頭がまわらなかった。
ひふみは今日の朝まで仕事だったのだ。
貴「ごめん!!私…わがまま言って…」
伊「いやいや、俺っちが誘ったんだから!」
貴「でも…疲れてるだろうし…」
伊「いーーの!俺っちはAちんに新宿を案内したいの!これは俺っちのわがまま!!」
貴「…」
勿論、ひふみに案内はしてもらいたいけど…。
考えこむ私に、神宮寺先生は優しく微笑んだ。
寂「…Aさん?明日からは他の人に頼むことにして、今日だけは遠慮なく一二三君に案内してもらったらいいよ。」
とりあえず明日の池袋案内は、神宮寺先生から山田さんを紹介していただけるみたいだし…。
渋谷や横浜も、なんとかなる気がするな…。
貴「…そうですね…よろしくひふみ!」
伊「おっけー!…じゃあさっそくレッツゴー!!」
寂「いってらっしゃい。新宿を楽しんで。」
神宮寺先生の優しい笑顔に見送られ、私達は病院を後にした。
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ひんやりだんご - お餅さん» うぉおおおお!!ありがとうございます!泣いて喜びます! (2019年9月17日 7時) (レス) id: 2d4f9d78c5 (このIDを非表示/違反報告)
お餅 - うぉおおおお!!読んでいて凄いわくわくします!更新応援しています!! (2019年9月16日 19時) (レス) id: fb4e2fef35 (このIDを非表示/違反報告)
ひんやりだんご - 犬田さん» ありがとうございます!誤字脱字多々あるかと思いますが…応援してくれるとありがたいです!! (2019年9月15日 20時) (レス) id: 2d4f9d78c5 (このIDを非表示/違反報告)
犬田(プロフ) - みんなとの絡み方がすごく好きです…!主人公ちゃんの問題を解決する姿がかっこいいです!!!シブヤではどうなるのか凄く楽しみです、更新応援してますね!! (2019年9月15日 10時) (レス) id: 4889f7f66e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひんやりだんご | 作成日時:2019年9月1日 8時