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貴「んん…」
カーテンの隙間から覗いた朝日が顔にかかり、目を覚ます。
一瞬で昨日の事を思いだし、自分のいる場所を確認するように頬をつねった。
痛い。
貴「おぉ…夢じゃない。」
カーテンを開けると、眩しい太陽と目の前に広がる新宿の町。
貴「何かいいにおいがする…。」
____
漂ってきた匂いにひきつけられるようにキッチンを覗くと、ひふみが朝ごはんを作ってくれていた。
伊「おっは〜」
貴「おはよ!」
伊「遅いからモーニングコールしに行こーかと思ったし!」
壁掛け時計を見ると、時計の針はもう9時過ぎを指していた。
貴「ごめん…なんか気持ちよくてぐっすり寝てたわ……ベッドかしてくれてありがとね!……あれ?観音坂さんは?」
伊「独歩ならとっくに会社行ったよー…ほらほら!はやくAちんも食べて、お出かけするよ!」
貴「そっか…ありがと」
席に座り、丁寧に盛りつけられた朝ごはんを口に運ぶ。
貴「!!まってめっちゃ美味しい…」
伊「えへへ…でしょ?俺っち料理大得意なんだから!」
こんなに美味しいご飯が毎日食べられるなんて、観音坂さんうらやましいな…。
貴「で、今日は何処に連れてってくれるの?」
伊「うーん…俺っちのおすすめの所ぜーーーんぶ!!」
貴「マジか…楽しみだな」
伊「あっ!でもその前にちょっと寄るところあるからデートはその後で!」
貴「デートって…///
!!…そういや私もクリーニング屋に行かなきゃ…昨日のスーツ出してきたいんだよね…」
伊「?…あぁ昨日の!いーよいーよ!俺っちが出しとくから部屋のハンガーにでもかけといて!」
貴「…ほんと?」
伊「もち!」
貴「…じゃあ、お願いしようかな」
伊「おっけー!」
後でクリーニング代渡さなきゃね。
綺麗な形をした卵焼きを、幸せそうに食べる私を見てひふみは嬉しそうに微笑んだ。
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ひんやりだんご - お餅さん» うぉおおおお!!ありがとうございます!泣いて喜びます! (2019年9月17日 7時) (レス) id: 2d4f9d78c5 (このIDを非表示/違反報告)
お餅 - うぉおおおお!!読んでいて凄いわくわくします!更新応援しています!! (2019年9月16日 19時) (レス) id: fb4e2fef35 (このIDを非表示/違反報告)
ひんやりだんご - 犬田さん» ありがとうございます!誤字脱字多々あるかと思いますが…応援してくれるとありがたいです!! (2019年9月15日 20時) (レス) id: 2d4f9d78c5 (このIDを非表示/違反報告)
犬田(プロフ) - みんなとの絡み方がすごく好きです…!主人公ちゃんの問題を解決する姿がかっこいいです!!!シブヤではどうなるのか凄く楽しみです、更新応援してますね!! (2019年9月15日 10時) (レス) id: 4889f7f66e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひんやりだんご | 作成日時:2019年9月1日 8時