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伊弉冉さんは周りに誰もいないことを確認すると、私に向き直った。

伊「えっと…その…さっきはマジでありがと…」

貴「いえ…私は別に…」

伊「…もう分かっちゃったと思うけど…俺っち女の子めっちゃ苦手で…」

貴「スーツを着ていないと近づけない…」

伊「その通り…。マジでAちゃんがいなかったら…お店も俺っちもどうなってたことか…本当にありがとう!」

勢いよく頭をさげる伊弉冉さん。

へぇ…スーツ着てないとこんなに親しみやすいかんじなんだ…。

貴「とんでもない!!」

伊「この恩は一生忘れないから!!俺っちのことは気軽にひふみんって呼んで!」

貴「ひふみん…はさすがに…じゃあ、ひふみで!」

伊「うん!…じゃあ俺っちもAちんってよんでもいーい?」



はじめてみる素の笑顔。
…不覚にも少しだけかっこいいと思った。


あぁ…色んな噂を聞かせてくれたお客さん達に教えてあげたいなぁ…。
噂の伊弉冉一二三は、こんなに素敵な笑顔を私に見せてくれたよ?…って。

なんだかとっても嬉しくなって、私も笑顔で答える。

貴「呼んで呼んで!」

伊「俺っちにできることならマジ何でもするし!」

貴「いやいや…何でもって」

伊「何でか知らないけど…Aちんとなら…今もほらほら!スーツ着てないのに普通にお喋りできてる!」

貴「それは…私がこんな格好だからじゃ…」

自分の黒いスーツを指差す。

伊「まぁ…少しは…でも!…この間会った男の子みたいな女の子はめっちゃ怖かったし!」

貴「そっかぁ…」

たしかにスーツは着ていない。
女の子にスーツ脱がされたときのひふみのあの怖がりようを思い出すと、大丈夫なのは本当みたいだ。

伊「それで…その…相談なんだけど…。」
貴「?」






伊「…帰るまでのあと6日…俺っちにくれない?」

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設定タグ:ヒプノシスマイク , ヒプマイ , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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ひんやりだんご - お餅さん» うぉおおおお!!ありがとうございます!泣いて喜びます! (2019年9月17日 7時) (レス) id: 2d4f9d78c5 (このIDを非表示/違反報告)
お餅 - うぉおおおお!!読んでいて凄いわくわくします!更新応援しています!! (2019年9月16日 19時) (レス) id: fb4e2fef35 (このIDを非表示/違反報告)
ひんやりだんご - 犬田さん» ありがとうございます!誤字脱字多々あるかと思いますが…応援してくれるとありがたいです!! (2019年9月15日 20時) (レス) id: 2d4f9d78c5 (このIDを非表示/違反報告)
犬田(プロフ) - みんなとの絡み方がすごく好きです…!主人公ちゃんの問題を解決する姿がかっこいいです!!!シブヤではどうなるのか凄く楽しみです、更新応援してますね!! (2019年9月15日 10時) (レス) id: 4889f7f66e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひんやりだんご | 作成日時:2019年9月1日 8時

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