検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:2,497 hit

隣のイケメン ページ1

「んーと、私のクラスはここかあ…」
とある教室の前に立って、私はそう呟いた。
私、優水A。
今日の目標は、目指せ!友達0人!だ。
理由は、静かに過ごしたいから。
だから、私はモブになる。
ガラッ。
教室のドアを開けて、教室の中へと足を踏み入れる。
その瞬間、皆の視線が刺さってきた。
…私がブス過ぎるからだね、うん。
「(私の席は…)」
…最悪。
私、こんなんでモブになれるかな??
隣がイケメン。
これは…
モブになれる確率5%。
「…」
私は無言で席に座る。
挨拶もしないなんて、印象悪すぎるけど、モブになるためだからあえてしない。
?「あー、よろしく?(ヤバ、可愛い…)」
「…」
やば、無視は流石に駄目だったかも…
そう思い、遅れてだが、
「よろしくお願いします」
と挨拶を返した。
あー、待って、これ詰んだかも…
慈悲に釣られるんじゃ無かったぁー!!
?「…あ、俺の名前、星野アクア」
…聞いてないよ…
てかアクアって本名かな?
本名アクアマリンとかじゃないの?
だとしたら親御さんネーミングセンス無いな
…名前教えて貰ったらこっちも名前教えるのが普通だよね……どうしよ…これも無視はしない方が…
いやいや慈悲につられちゃ駄目!
…待てよ…名字だけ教えれば…!
「優水。よろしく」
うん、これで必要最低限の挨拶は終わ___
アクア「(下の名前気になる…)」
アクア「下の名前は?」
…まさか聞いてくるとは…
あ!これなら…
「貴方が知る必要ありますか?」
果たして…この返答は正解なのか?
アクア「ある。クラスメートだし、隣同士だし、話す機会多いし、下の名前の方が距離が近くなる(早く教えてほしい…)」
…駄目だ。教えるしかないようだ。
「…下の名前はAです」
渋々だが、星野さんに下の名前を教える。
アクア「(可愛い名前)」
アクア「良い名前だな」
別に褒められても嬉しくもない。
何も感じない。
「私は教えたんですから、星野さんの本名教えて下さいよ」
アクア「バレてたか」
…やっぱり。本名じゃないんだ。
「アクアだったら、アクアマリンとかじゃないんですか?」
アクア「よく分かったな」
当たりか。
…まあ当たっても嬉しくないけど。
アクア「良かったら友達にならないか?(まあ、個人的には、それ以上の関係になりたいけど♡)」
「…は?」
いや、ここで友達になったら、私のモブ人生終わりだよ!?
「…星野さんが良ければ」
ああああああああ!!!
「(なんで私っていっつもこうなの?)」

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している





目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
設定タグ:推しの子 , モブ , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:☆゚.*・。゚ 星野 姫 ☆゚.*・。゚ | 作成日時:2023年5月15日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。