怪異に愛された少女 (ページ3)

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怪異2 ページ3

結菜side
皆さん、こんにちはただいま散歩中の結菜です。
最近は人が少なくて過ごしやすいの。
さっきヤマノケさんに会いました。そのついでに薬草を貰いました。
結「ん？これは．．．．？」
見たことがない花を見つけました。
私が触ると、声が聞こえた。
猫「結菜ちゃん‼その花を捕まえてにゃ！」
結「えっ！わかった！」
その場にいたから捕まえて猫又に渡した。

猫又が言うにはその花は一定の人に毒を浴びせてくると言うことだった。
猫又が管理していた所、逃げ出したらしい。
猫「ほんとにありがとうにゃ。捕まえられなかったら他の怪異に危害が及ぶ所だったにゃ。」

えっ、それは危なかったのでは．．．？
私は心の中で呟いた。
猫「お詫びにこれ、あげるにゃ。」
猫又が差し出したのは山百合。
結「うわぁ、綺麗な山百合。ありがとう、猫又！」
猫「結菜の為だったら何ともないにゃ！気にしなくていいにゃ！」
あっ、帰りが遅くなっちゃう。
結「ばいばい、猫又、山百合ありがとう！大事にするね！」
猫「ばいばいにゃ～～！」

私は気分がいいまま帰路に着いた。
お母さんになんのことを話そうかな、今日は良いことが沢山あったな、お母さんにも沢山もらった山百合、分けてあげよう、なんて考えながら。