私たち、結婚してます2【櫻井孝宏】

事情聴取 ページ3

櫻「ふぅ...」


今日最後の仕事であるラジオ収録も終え
車から降りると家に向かって歩いているAを見つけた

片手にスーパーの袋をぶら下げていて、すごく重そう


櫻「A！」


「孝宏さん！おかえりなさい笑」


櫻「Aもね
買い物してきたの？かして」


「ありがと」


家の中に入りスーパーの袋から材料を取り出すと
テキパキと冷蔵庫の中にしまっていくAを後ろから抱き締める


「...どうしたの？」


櫻「ちょーっとお話伺っても？」


「え？」


櫻「何で鈴に俺の写真見せたのかな？」


耳元で囁けばビクッと肩を揺らす
朝、意地でも言わなかったのはこのことだったのか


「え、えっと...」


櫻「聞くところによると俺も知らない写真だったけど
どういうことなのかな？Aちゃん？」


「...だって、可愛かったんだもん」


櫻「うぉ...っ」


ぐるりと身体を反転しこっちを向いたA
その顔は真っ赤になっていて上目遣いで見上げてくる


「好きな人の写真撮っちゃだめなんですかっ」


櫻「...」


「...え、ほんとに怒ってる...？
ご、ごめんってば...」


何も言わない俺をみて悲しそうな表情を浮かべる
...何この嫁、ほんとたまんない


櫻「はぁ...もうまじで愛してる」


「んんっ...！」


細い腰を引き寄せ噛みつくように口付けた
応えるかのようにギュッと服を握ってくるA


「っ...ぅ、ん...ふ...！」


櫻「ん...っ」


普段こんなキスをしないせいもあり、お互いの呼吸が荒くなる
＿＿＿＿＿＿＿だけど、やめられない


「は...っん...ぅ、んん...っ」


櫻「っ、は...」


「はぁ...は...っ」


ようやく唇を離すと銀の糸が2人を繋いだ
Aの口からは雫が垂れ目が涙で潤んでいて凄く可愛い

＿＿＿＿＿＿＿何より可愛いのは


櫻「...腰抜けた？笑」


「っ...力...入ん、ない...//」


何とか俺にしがみつき立っているものの、足がガクガクと震えていて
耳まで真っ赤にしながら睨みつけてくる


櫻「身体もビクビク震えちゃって...ほんと可愛い」


「っるさい...あんなキス、するのが悪い...！//」


櫻「隠し撮りする方が悪い」


「うっ...だってぇ...」


櫻「俺愛されてるな〜笑」


「愛してますよっ//」


櫻「...！A〜！」


「ぅわわ...！」


ギューッと力いっぱい抱き締めると背中に手が回ってくる
だめだ...俺、一生離れられる気がしない...笑


櫻「...離婚しないでね」


「...フラグ？笑」


櫻「マジやめてほんと」

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