私たち、結婚してます2【櫻井孝宏】

付き添い ページ11

鈴村side

浅沼くんから連絡を受けた俺は
仕事を終え、そのまま指定されたカフェへ向かった


浅「あ、鈴さんこっちです！」


「鈴さぁん...」


鈴「おうお疲れ
...んで何でAはこんな元気ないん？」


浅「それが＿＿＿」


どうやら孝宏がいなくて寂しいらしく
寂しさを紛らわせるために買い物に行こうとのこと


鈴「何だかんだ孝宏大好きやもんなぁ笑」


「旦那のことが好きなのは当然です...」


鈴「ほら、周りからみればあいつがベタ惚れやん？
でも実際Aも相当やろ笑」


「...たった2日しか経ってないのにこんなですもんね
孝宏さんは平気なのかなぁ〜...」


不満げに唇を尖らせながらアイスティーを口に含む
平気ではないやろな...今頃相当我慢してるんやないの？笑


鈴「まぁとりあえず買い物行こか
浅沼くんが何でも買ってくれるで笑」


浅「え！？」


「ほんと！？」


浅「えー...うん、まぁいいでしょう笑」


「やったぁ♪」


鈴「なーに買ってもらおかな〜♪」


浅「鈴さんは別ですからね！？」


***


「これ可愛い...！
孝宏さんとお揃いで使ったらいいかも」


雑貨屋さんでマグカップを見つけては
目を輝かせて見比べるA

...だけど必ず孝宏の名前が出てくるんよなぁ...笑


浅「これ寂しさ紛らわすことできてるんですかね？
さっきから櫻井さんの名前ずっと出てますけど...」


鈴「ほんまやな...まぁ楽しそうだからええんちゃう？」


楽しそうに選んでいるAをこっそり写真に撮ると
孝宏とのトーク画面を開き送り付けた


どうせ連絡すんの我慢してるんやろ?ほれ

孝宏やっぱバレてるか。てか何でデートしてんだよ


鈴「返事早ｗｗ」


浅「？...あはは笑」


ケータイを覗き込みケラケラと笑った浅沼くんは
Aの元へ行き一緒に選び始めた


だってAが寂しがってるんやもん

孝宏まじで?うーわ何それ可愛い

俺やなくて本人に言えwwじゃ楽しんでな

孝宏さんきゅ


「鈴さーん！これどう思います！？」


鈴「ん？どれ？笑」


***


櫻「...何をこんな楽しそうに選んでんだろ笑
可愛いなー、お土産いっぱい買ってこ

...ちょっとあそこの店寄っていいですか？」

帰国→←海外旅行

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す