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マセガキ_59_【山田三郎】 ページ12

その後一郎に「飯食わしてやるから三郎と材料買ってこい!」と追い出された俺と三郎

「馬鹿が移るので3m程離れてくれるかな、この馬鹿A」

馬鹿Aとは、先程の口喧嘩で付けられた名前である、有川なんて名前お前には似合わないとの事

『はっ、ガキがバカと天才は紙一重って言葉を知らないのかよ』
「救えない頭してますね」
道を歩くと共にエスカレートしていく悪口合戦、スーパーに入っても言い合いは止まらなかった。
夜になりセールが始まっているスーパーでは卵売り場で人だかりができており、三郎は思い出したように口を開いた

「知ってますか?鞄の小さい女の人は美人って言葉」
『あ?何言ってんだよ鞄の小さい女は美人なんかじゃねぇよ、ただ計画性がないだけ』
そう言えば三郎は舌打ちをした後買い物籠を手に取り歩き始めた

「…時間通りに動かない人は自由を求め((『単に時間にルーズなだけ、若しくはナルシスト』…被せないでくれますか?」

もはや知識や雑学に迄手を出し始め、嫌いなんじゃないのかよと聞きたくなる程奴は俺に話しかけてくる。

「20代の男性が好みの女性に会える確率は…」
『世の中は好きになった人が好みの女性になる確率の方が遥かに高い、よって確率的に言うと初恋が好みのタイプになる。まこの世界じゃ無理だが』

「………ふん」

重い荷物を持つ俺に対し三郎は荷物をなしに道を歩く帰り道、俺が精算が終わった後直ぐに荷物を持った為に三郎は何も持っていないのである

「……馬鹿が卵を割るといけないのでそっちの袋持ってあげてもいいけど?」
『人の心配してる暇があるならとっとと歩け、道わかんねぇんだから』

俺はここら近辺の地形に詳しくない、そう言うと三郎は複雑な顔をし再び歩き出した

「ッわっ!!」
『三郎ッ!!』
突然瞬きの間に三郎が何者かによって手を引っ張られ路地に連れていかれる
俺は咄嗟に名前を叫び三郎が連れていかれた路地に走っていく

路地に入ると夜という事もあり月明かりだけが頼りだった
「A……ッ…さ…」

声が聞こえ其方に視線を向けると首筋にナイフを当てられ涙は出さないものの僅かに震えている三郎

「おうおう、買い物のお帰りかい?危ないじゃァないかぁ!俺らみたいな奴がいんだからぁ、お前みたいな有名、連れなんかと歩いてたら狙われちゃうぜー?」
『まさかおっさん、俺がそいつの事助けるとでも思ってんのか?』

そういった瞬間、三郎に表情が歪んだ
「A…さ…ん…?」

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設定タグ:ヒプノシスマイク , BL , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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- すごい大好きです(/'')/更新まってます!! (2021年4月9日 22時) (レス) id: 9d80137707 (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます! (2021年3月5日 22時) (レス) id: b6500f375f (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん - 頑張ってください!更新待ってます! (2021年2月27日 17時) (レス) id: c63af39f09 (このIDを非表示/違反報告)
マリー - がんばってください!!! (2021年2月14日 22時) (レス) id: 8ffd0aa4cc (このIDを非表示/違反報告)
マリー - 更新待ってます!! (2021年2月14日 22時) (レス) id: 8ffd0aa4cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミカン | 作成日時:2020年10月29日 22時

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