13話 ページ13
「む、」
時透と嫌味を言い合っていたら吹っ飛ばされた。
「不覚。」
里の人が避難している方向に時透は飛ばされた、もうじき甘露寺さんが到着するなら私は戻って炭治郎達に加勢するのが得策。
そうと決まれば即座に戻ろう。
「………」
木を伝って寝床へ戻れば惨劇だった。
こんなオープンな場所で寝た記憶ないけど屋根どうしたよ。
「水の呼吸 弐ノ型 水車」
「Aだ！！」
「待たせた。」
ボロボロの3人を見て、こっちはなんとかする。と小さな息を吐き出した。
「…時透が切り掛かったタンコブは？」
「この4体しか見当たらない」
二度手前ってやつ。
それに、この同じ顔した鬼は首が急所じゃないみたい。
まぁ良いや、5体目が見つからなくてもこの4体は確実に仕留めよう。
「A、どうする気だ？」
「4体相手する。ていうか玄弥、体に穴空いてるけど大丈夫なの」
「あぁ、俺は大丈夫だ…それより、」
特殊な消化器官で鬼になれるらしい。
禰豆子のこと散々言ってたけど不死川さんは自分の弟が裁判にかけられたらどうするつもりだろう。
ギリギリなラインだと思うけど、これ。
「4体一人でやるなんて正気か」
「正気。」
「A！俺らも手伝う！」
「いい」
私の刀が折れたらあと全部任すけど、それまでは必要ないから。と前に出た。
禰豆子も炭治郎もボロボロじゃん。
「一人の方がやりやすい…(紛れもない本心)」
里の住民の避難は甘露寺さんと時透が手を打ってくれるはずだし、私は目の前の相手をなんとかしよう。
若手不足って言ってたし、ここで炭治郎や玄弥に大きな怪我をさせたら私がど突かれる。
「水の呼吸… 肆ノ型 打ち潮」
「退け！俺が上弦をやる！！」
「いいよ、私の方が強いし。(紛れもない事実)」
手早く終わらせた方が良いでしょ、と連撃を広げた。
急所分からないし、詮索するのも大変そうだし…
日の出までひたすら身動きとれないようにしようかな。
「再生しても斬られる！！」
「距離を取れ、あの娘はおかしい」
「落ち着け！」
まぁ、こんな複製私一人で十分だし。
_
_
(あ、避難してても良いよ)
(しねぇよ！！)
(一緒に戦わせてくれ！？)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4363人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柊蓮(プロフ) - 毎年、誕生日に読んで号泣してます…大好きです。この作品も、同じ作者様の作品も。ついに夢主ちゃんとおんなじ16歳になりました…来年もまた読みに来ますっ素敵な作品を本当にありがとうございます。 (2月9日 1時) (
レス) @page50 id: 4d2be51c25 (このIDを非表示/違反報告)
芽依 - ボロ泣きです、、最高です、後日談までもう泣けてくるんですが、、すれ違う兄妹の書き方が神ってますね、素敵な作品を読ませていただきありがとうございました、、！ (1月30日 10時) (レス) @page50 id: e9435a06b7 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - 涙止まりませんでした､､､出会えて良かったです､､､ (11月24日 13時) (レス) @page50 id: 477ea6ec3d (このIDを非表示/違反報告)
ピンス - 流石に泣きました。後日談も最高です。神作品ありがとうございます… (11月10日 23時) (レス) @page50 id: 18a9383861 (このIDを非表示/違反報告)
てんごく(プロフ) - めっちゃ泣きました。凄い良いお話です (10月5日 18時) (レス) @page50 id: e622d65d6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：だむい
| 作成日時：2020年7月26日 20時
