36話 ページ36
「柱を守る肉の壁となれ!!」
私を守って、何人も死んだ。
蜜璃、義勇、小芭内も無事ではあるが被弾した。
無惨の血は毒と同じように作用するらしい、人を殺すためだけに生まれたような人間だなオイ。
え、待って現状無事なの私だけ?死ぬじゃん。
「遅れてすまない」
「うはぁっ悲鳴嶼さぁぁん!」
貴方を待っていたよー!とピョンピョンジャンプして駆け寄ったら攻撃された。
感動の再会くらいさせてよ鬼かお前は。鬼だったな。
「Aは、無惨の攻撃を避けれるのか…?」
「想像よりは速くなかった…、それでもなんとかですけど」
無惨とかどんな奴だろうって想像してたらダークマターから音のような速さで攻撃してくるものだと思ってたからさ、
意外と避けれるんだよ。(自分でもビックリ)
「ネガティブ思考が役に立ったなァAよォ!」
「やだ実弥までいるー!」
会いたかった、最高だよ戦闘狂。
異国のサンバでも踊りたい気分だよ。
「じゃあ後は無一郎と、善逸の同期達待ちだね」
私を置いて行った組遅いよね、早く来なよね。
炭治郎は怪我が酷いけど兪史郎殿がなんとかしてくれるはずだし。
「早く来ておくれぇぇ」
無一郎とかいたら最強だよ、すばしっこいし間合いに入るの早いし精神攻撃凄いし、辛い。
「時透と玄弥は死んだ。」
「……え?」
悲鳴嶼さんが眉間にシワを寄せて言うもので、嘘じゃないとは分かっていても私は聞き返した。
「堂々たる最期だ。よく戦った」
「…そっか、」
友達の最期も見れないのかと、声をかけることもできないのかと、隊服で目元をゴシゴシ擦った。
勝手に無事だと思い込んでいた、
「はっ…!」
「蜜璃!!」
蜜璃がやられた。耳が切れたかもしれない。
あぁ、やだ。ちゃんとしなきゃ。
「雷の呼吸___」
何度攻撃を仕掛けても再生するし、間合いが広すぎて正直死ぬほど疲れる。
「A、退がれ!!」
「分かってる…っ」
分かってるけど退がれない、蜜璃が物陰へ行くまでは…
「あ、」
刀を振る場所に構えていない、空中だから身を翻せない、まずい斬られる。
「姉ちゃん!!」
_
善逸の声がした
_
「大丈夫!?」
「善逸…ありがとう助かったよぉぉぉ」
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*柑橘類*(プロフ) - 家の布団にうずくまってボロボロ泣きました。おまけで声出して笑いましたありがとうございます。 (5月5日 20時) (レス) @page50 id: 33ffb4296a (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - とっっても感動しました(;_;)めっちゃ泣きました。ハッピーエンドでほんとに良かったですぅぅぅぅぅぅ՞߹ - ߹՞こんな神作品をありがとうございます! (2月7日 15時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
バター - 死んじゃったからBADENDだと思ったけど大切な人守って転生させてHappyENDなの好き🥹💗💗 (11月4日 17時) (レス) @page50 id: 71e3afebe3 (このIDを非表示/違反報告)
錫也(プロフ) - 死んだ=バッドエンドとか悲しい展開のお話じゃなくて、家族愛で友人愛で大切なものを守ろうとして戦う姿かっこよすぎて泣きながら小説読んでましたぁ……まだ止まりそうにもないですありがとうございます…… (8月25日 9時) (レス) @page50 id: 046abef528 (このIDを非表示/違反報告)
せりりん - 大体無惨戦で死んじゃう子はバッドエンドになるけどちゃんとハッピーエンドだったし泣きながらギャグに大爆笑するというカオスなことになりました!( 素敵な作品をありがとうございました!! (7月18日 22時) (レス) @page50 id: 6563dca116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だむい | 作成日時:2020年5月16日 0時