45話 ページ45
「宇髄先生、」
「お前は帰れ。」
「なんでよ」
わざわざ放課後に美術室来るな帰れ時透。
Aの話は聞いてやるけどお前は狂ってるからダメだ。
「Aが可愛すぎて俺本当発狂しそうなんだよね。」
既に狂ってるじゃねーか、手遅れだわ派手にな。
「他の人間はどうでも良いんだけどAの着替え姿見れるなら女子更衣室って夢詰まってるなって」
「お前捕まらないようにな」
俺それだけが心配だよ。
ド派手にモテる奴なのにAに一途すぎてだな、とても良いことだな、甘露寺も今世ではよく眠れるらしい。
「入学してさ、一目見た瞬間世界が揺れたんだよね」
「お前が崩れ落ちたんだよ。」
待ちに待ったその瞬間、Aを目にした時透が崩れ落ちた時は流石に笑ったよな。
前世の記憶持ちだと勝手に思った俺はノリノリで声かけたらめちゃめちゃ怪訝な目で見られたわクソ。
「お前さ、前世の記憶とかないの?」
「あったら何?宗教勧誘かと思うからやめた方がいいよ宇髄さん。あ、A教入る?世界変わるよ」
「いや入らねぇよ」
こいつは前世の記憶がないらしい。
鬼と戦っていたことも、Aと想い合っていた事も。
「…前世でもAにぞっこんだった。あっ、いやでもあんなに可愛かったらAって前世は女神説ある」
「さぁな」
概ね合ってんだよお前スゲェな。
あとお前が言う通りAの痣は服で見えないところだったわ、俺あのシリアスな場面で下心全開のお前が脳裏を過ぎって泣いたわ。
「ねぇもう本当どうしたら良い?」
「お前ら変わんねぇな…」
生まれ変わっても俺はこいつらのド下手な恋愛を応援するのか。
宿命ってやつか?
「なんであんなに可愛いんだろう、
でもほんの少しだけ進展してるし、当面見届けてやるか。
「もうダメだちょっと役所行ってくる」
「落ち着けよ。お前まだ適齢じゃないから」
「じゃあこの想いはどこへぶつければいいの??」
「Aにだろーが、お前本当恋愛ヘタクソだな」
「あぁ、そっか。ちょっと行ってくる」
「おうちでイチャイチャしろよー」
_
つーか、前世の話になった時あいつ、俺のこと宇髄さんって呼んだよな。
「……待て時透俺と面談しろ!!」
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べにてゃ - スゥー好きです🫶 (4月29日 14時) (レス) @page50 id: 3804c55305 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - ほんとに情緒不安定っす…。泣きました、めっちゃよかった。こんな素敵な作品作ってくれてありがとうございます! (2月28日 18時) (レス) id: d48b66107c (このIDを非表示/違反報告)
めんぼー(プロフ) - もうガチ好き。愛してるレベルで好き。神か?これは神なのか? (11月18日 23時) (レス) @page50 id: a4d4cab34b (このIDを非表示/違反報告)
りず - ほんとすきこのしょうせつ。にやにやしすぎたわ…!もう最高!前世のの話してるシーンとかとくに! (11月18日 22時) (レス) @page50 id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
せりりん - ギャグ要素もありながらキュンキュンするし感動するし感情の起伏が激しすぎて肝臓がやられちゃいました(?) 完結おめでとうございます、そして素敵な作品をありがとうございました! (7月18日 20時) (レス) @page50 id: 6563dca116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だむい | 作成日時:2020年4月22日 23時