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3話 ページ3

申の刻、







時透は早速伊黒を誘って甘露寺邸へ。



何故俺も付き添いしているかは未だ不明。







「あらっ、珍しい組み合わせですね!どうぞ中へ!」




入って入って、と甘露寺が快く招いてくれたので野郎三人で邪魔した。







「Aー!伊黒さん達が来てくれたわよー!」




階段の下から甘露寺が呼ぶと、Aが降りてきた。






「あっ、いらっしゃい…!」







ハニカミながら階段を降りてくるAを見た時透がとんでもねぇ力で俺の背中を叩いた。痛いわ。






「…天女だよねあれ」


「目覚ませ。」






大きなため息を吐く時透の背中を押して椅子に座らせた、落ち着けよ時透、ここが正念場だ。








「紅茶を淹れてきますね」


「あっ、しのぶちゃんがくれた新しい茶葉を使いましょう!」


「そうですね」






二人仲良く台所へ向かい姿は本当の姉妹みたいだ、和むな。









「Aって、」






二人が向かった方向を眺めながら時透がボソッと呟く。









「甘露寺さんみたいな隊服着ないのかな」


「下心を隠せお前は少し。」





そのスンとした表情の下でなんつーこと考えてんだよ。







「いっそ想いを告げたらどうだ時透」




二人の恋心を知る伊黒が呆れ気味に言った。俺もそうして欲しい。








「それっぽい事は言ってます」


「相手がAだと言う事を忘れるな。」





まぁこのお茶会で仲が深まりゃ良いなー、と話していると楽しそうな声と紅茶の匂いがしてきた。









「お待たせしてすみません」



隊服をガン見すんな時透。








「ビスケットがあったから良かったら食べて!」


「悪いな気使わせて」





全然、とニコニコな甘露寺とAは席についた。




甘露寺が上手く時透の前の席にAを誘導した。









「この間任務の後に食べた芋羊羹がとっても美味しかったの、今度食べに行ってみて!」




時透をガン見しながら言う甘露寺、誘えって事か。








「はぁ、」



「Aもね!甘いもの好きだし!ね!」







どうも恋柱の闘志に火がついたようだった。

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べにてゃ - スゥー好きです🫶 (4月29日 14時) (レス) @page50 id: 3804c55305 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - ほんとに情緒不安定っす…。泣きました、めっちゃよかった。こんな素敵な作品作ってくれてありがとうございます! (2月28日 18時) (レス) id: d48b66107c (このIDを非表示/違反報告)
めんぼー(プロフ) - もうガチ好き。愛してるレベルで好き。神か?これは神なのか? (11月18日 23時) (レス) @page50 id: a4d4cab34b (このIDを非表示/違反報告)
りず - ほんとすきこのしょうせつ。にやにやしすぎたわ…!もう最高!前世のの話してるシーンとかとくに! (11月18日 22時) (レス) @page50 id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
せりりん - ギャグ要素もありながらキュンキュンするし感動するし感情の起伏が激しすぎて肝臓がやられちゃいました(?) 完結おめでとうございます、そして素敵な作品をありがとうございました! (7月18日 20時) (レス) @page50 id: 6563dca116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だむい | 作成日時:2020年4月22日 23時

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