【名探偵コナン】小学時代の旧友がイケメンになっててシフト被ってる。

41話 ページ41

彼女は、こんな遊園地になぜ一人でいるのだろう。


私もそう見えるか、きっとベルモットも誰かと来ているんだろう。









「今でも好きなんです」






好きだからこんなに会いたいの、


気晴らしに来た遊園地で全然果たせないくらい、






「忘れられないんですよ、」




大好きなの。




小学生から未練タラタラって、本当バカみたい。







「命を天秤にかけても？」




命、命か。


あまりにも簡単に言うものだから少し考えた。











でもまぁ爆弾事件で確信した。誰かが私を狙っているって。








「構いませんよ。」


「…あなたは少し、無頓着よね」




私を知っているような口振りに、恐怖心さえ感じない自分の頬をぽりぽりと掻きながら苦笑いした。














どこかの誰かが私を零くんの“特別”だと思ってくれているなら嬉しいと思うのはおかしい？


きっとイカれてる。












「後のことを考えてないだけです」




計画性がないだけ。







「今、彼に会いたい。だから会う。それだけです」



「……」



「短絡的ですか？」







自分勝手で、単純で、実に愚か。



そういう事を言って欲しくて相槌を求めれば、思っていた回答と違うものが返ってきた。






「いいえ、惚れ惚れする」




それは、皮肉のような言葉だけど彼女の口から出るものはとてもそんな感情は含まれていなかった。









「だから殺し損ねたわけね」


「えっ？」






爆破事件より前、たまたまぶつかった時より前、


もっと昔に、私は彼女に会ったことがあったかしら。








殺意を抱かれるほど関わりがあったなら、記憶にあるはずなんだけど。







「いいわ。また会いましょう私の可愛いcupid 」



「あ、はい…また」







首を傾げたまま先をゆく彼女を見届けた。


私の危機管理能力仕事して。









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_




(いた！A姉ちゃん！)


(あー、どこ行ってたのコナン君)





(元太が建物から落ちてなんとか致命傷は免れたんだけど怪我したから医務室にいるんだよ)


(ほっっっと裏切らないね貴方達…無事で良かった)

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