【名探偵コナン】小学時代の旧友がイケメンになっててシフト被ってる。

40話 ページ40

「自由すぎる子供たち…」




僕ちょっとトイレ

江戸川くんの監視

観覧車行きたい

水族館がいい

うな重









「阿笠博士すごいな…」



私無理だわ。と迷子の子供達を探していた。


いや多分現状私が迷子ってやつ。









「もーっ、なんで電話でないのよコナンくん」




また面倒ごとに首突っ込んでないといいけど突っ込んでるよなぁ(確信)


だってここ遊園地だよ。何かあるよ絶対。









「あなた…どうしてここに」



「あ、ベルモットご無沙汰してま」

「帰りなさい！」








ちょっとそこのカフェで降谷零について語ろうぜって誘おうと思ったら声上げられて普通に硬直した。



私ちょっとはそっとのことじゃあ驚かないよ、だって地元治安悪いし…。








「ダメよ、ここにいてはダメ」


「私どこいてもダメじゃん？？」





ほんと何、呪われてんの？


それともあなたの知り合いが私の周辺でばっかり悪さしているわけ？？









「この間みたいな爆弾騒ぎがここで起こるんですか？それは私がいなくなれば解決しますか？」



「……そうかもしれないわね。」



「私は、何か悪いことをしたのでしょうか」






人に恨まれることを一切してきてないとは言えない。


そんな優れた人間じゃない、喧嘩っ早いし。


それでもそんな、悪い人から狙われる様なことをしたかと言われたら記憶にない。









「違うわ、あなたは何も悪くないの。あなたの関わっている人間からの飛び火…、私含めてね。」



「……」



「私の同僚は、小心者なの。」






不安は排除するタイプだなんて、不安材料になった覚えは一切ない。






「それからもう一つ、」


「なんでしょう」







こんな訳のわからない会話すら、はいそうですかと鵜呑みにしてしまう。




このベルモットという女性が何者なのか、追求する気さえなくなる。




降谷零について聞けない私は小心者。




こんな自分に嫌気がさしても、変わる兆しはない様で。









_









_








「初恋は、忘れなさい。」





ほら、この人は一体何をどこまで知っているのだろうか。

41話→←39話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す