37話 ページ37
「えっ、東都水族館リニューアルされるの??」
少年探偵団が張り切ってくれる中、私は気晴らしに休暇を有効利用していた。
大船に乗った気でいてくれと彼らは私を外へ連れ出してくれるらしい。
「Aさん知らないの!?我ながら結構大規模な事でニュースにもなってるのに」
「湾岸沿いの工事ってそれかぁ」
「それにしても、」
JKたちとお茶を楽しむ午後。
安定の園子ちゃん蘭ちゃん、そして今日は…
「噂通りの美人だなー!」
世良真純ちゃんも参戦。
机から身を乗り出して私を見る真純ちゃん、初対面ながら人懐っこくてコミュ力も高いし非常にかわいい。
「ダメダメ、Aさんには運命の相手がいるんだからっ」
「誰だ!?」
「安室さんよ安室さん」
「あー、いつもの」
褐色肌の、金髪の、イケメンの。と
ポロポロ特徴を零していく真純ちゃんに相槌を打った。
「え“っ、あの人と付き合ってるのか!?」
「いえ全く。」
そのような事実はないから、と妄想に耽る園子ちゃんをチョップした。
「昔のよしみなんだっけ」
「言い方」
ただの同級生だよ、とストローからオレンジジュースを吸った。
この歳だけど好きなものは好きよ。オレンジジュース美味しいもん、りんごでもぶどうでもなんだって良いけどさ。
「へぇー、幼馴染ってやつか!」
「そうっ、蘭や推理オタクのような大恋愛がッッ」
「ううん、小学生だけよ」
「小学生?」
「それも人違い説濃厚だけど。」
「なにそれ!?」
あんな匂わせておいて!?なんて、前から言ってるじゃん人違いだって。
なんで園子ちゃんがそんなにヘコんでるのよ。
「っていうか真純ちゃんポアロに来たことあったんだね」
彼の話題はなんだか居心地が悪くなるから別の話に切り替えた。
この話題が続けば良いけど。
「うん、何度かね!」
「私結構入ってるけど被らないねぇ」
なんか安室透がベース披露したらしいんだけど何その空間私も居たかった。
なんでも出来るねほんと、腹立たしい。
私との会話は不器用丸出しのくせに。
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(まぁボクはまだまだ常連には程遠いしなー)
(あはは、いずれなってね〜)
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彩豊(プロフ) - 控えめに言って凄く面白いです!まだ登場してないキャラの(もちろん登場済みのキャラも)活躍を楽しみにしています(*^^*)続きを心から待ってます! (2022年10月10日 14時) (レス) @page48 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
未悠(プロフ) - 本当だむいさんが作る作品全部好きです。 (2022年6月18日 17時) (レス) id: abbd0293bd (このIDを非表示/違反報告)
ぱんぴー(プロフ) - これ、リメイクしていってるんでしょうか? (2021年5月20日 2時) (レス) id: ddd3529158 (このIDを非表示/違反報告)
さつむいこん(プロフ) - コナン無知の為Googleと首っ引きで読ませて頂きました(6割ニュアンスで読んでます、すいません) ちょうど「むしろ清々しい」読み返してた所だったので運命感じました…。もうずっと推します、占ツク1の推し作者様なんですっ!!無理のない範囲で更新頑張ってください。 (2021年5月3日 6時) (レス) id: 423a130570 (このIDを非表示/違反報告)
白亜(プロフ) - パラグライダーではなくハンググライダーでは無いでしょうか〜 (2020年4月12日 21時) (レス) id: 6d6e512c02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だむい | 作成日時:2018年4月15日 21時