なんか同期が小さくなった。【芥川龍之介】

10話 ページ10

芥川「うまい……！うまいぞ…！」


「ははっそうかそうか。」






笑って私もケーキを食べる。


あ、本当に美味しい。



甘いクリーム。



「龍之介あぶなっ…！」


いろんな所から食べだすからケーキは不安定になり崩れる。



中にいた龍之介…




「わぁぁぁ！大丈夫！？」


指先でケーキを広げると中で潰れる龍之介。




「大丈夫かぁぁ！」


芥川「…うゆ…無事だ……」


「本当に平気…？」




布巾で龍之介のクリームを拭く。



ジャージで良かったです。





芥川「うゆぅー…」


「私のケーキ食べよ？」



フォークの端っこにケーキを乗せて龍之介に差し出す。



芥川「あー」


もふもふと食べる彼を見て笑う。




「美味しい？」


芥川「美味い…！」



案外ケーキ好きなのかな…


今度作ってみよう。




「作ってみよっかな…」



なんて考えていると、龍之介は背伸びをした。



芥川「作ってくれ……っ！」



「ははっうん、いいよ！」

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