なんか同期が小さくなった。【芥川龍之介】

4話 ページ4

とりあえず明日考えようと昨日は眠りについた。



「あ、小さい。」


芥川「……眠い。」



声のトーンは殆ど変わらない、態度も変わらない。

変わったのは体だけ。



実に不思議だ…




「何食べる？ドックフード？人参細く切ろうか？」

芥川「犬ではないし兎でもない。」


「うーん…和食って食べにくいよなぁ。
トーストも食べにくいだろうし。」


芥川「これで良い。」




私の服を引っ張るや置いてあるコーンフレークを指差した。



「おぉチョココーンフレーク。」

芥川「牛乳とバナナ」

「はいはい」



注文を受け取るもお皿は如何するかな。



「お小皿でいっか。」


フレークと牛乳、バナナを入れて龍之介に差し出す。




芥川「おぉ…………！」



チョコと混ざる牛乳の表面に映る自分をみて目を輝かせるやつがれ。



「いただきまーす。」
芥川「いただきます。」



二人でスプーン片手に頬張る。



モンモン食べてる龍之介を眺める。

なんでこうなってるんだ？




「昨日大きくなったのが…夢…」


ならいいや。




芥川「いや、夢でない。」


床ドーーーーーーン。


これ一生引きずるよ…




「とりあえず仕事の準備して……あ、服も龍之介に合わせてあるのかな？」



大きくなった時もYシャツ姿だった。

今もYシャツ。




芥川「知らぬ。A、跼め。」


そう言われて大人しく跼むと肩に乗られた。



芥川「この姿では七日経っても着きそうにない。」


「いや、まぁそうなんだけど…」



なんでそんな楽しそうに人の上に乗ってんだよ…


目輝いてんじゃねーか。



まぁ楽しいなら良いんだけどさ…




「とりあえず行くよー？」


芥川「あぁ。」

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