なんか同期が小さくなった。【芥川龍之介】

13話 ページ13

「塗ります。」

芥川「あぁ、塗ってるな。」


「絞ります。」

芥川「絞ってるな。」



「離れてください。」

芥川「嫌だ。」



大きな龍之介に抱きつかれてる。


苦しい、やりにくい…恥ずかししいです。はい。



「縮まれぇぇぇ！」


芥川「ぬぅわぁぁ………縮むか莫迦。」


「ばっ！？ちょっとー…」



意外にもノリが良かった。

そんな龍之介に苺を渡すと綺麗に持っていく。



綺麗に………



「綺麗に………ぁぁ…。」


芥川「おぉ…！」



ケーキの半分に苺が乗る。

偏りが半端じゃない。



ホールの右半分は真っ赤。

左半分は真っ白。




「不器用なの！？器用なの！？」


芥川「良い出来だろう。」


「いやいやいやいや。」



ピザ切るのめっちゃ上手だった癖に…


不器用だなぁ…




「まぁ面白いからいっか」


芥川「あぁ、面白いぞ。」


「今はお腹空いてないし冷やしとこうか。」


芥川「あぁ。」




なんだ…？

ずっと一緒にいたのはこの龍之介なのに



最近はミニくたがわだったから慣れない。



「背、伸びたね。」


芥川「伸びたっていうレベルじゃない。」


「わかってるじゃん。」

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