8話 ページ8
梶井「いや、やっぱり俺が…」
広津「いいえ私が…女性一人で連れて帰るのは流石に…」
「大丈夫ですよー!今日は付き添ってくれてありがとうございました。」
Aはぺこり頭を下げている。俺と肩を組みながら。
広津「よからぬ輩に絡まれた場合…」
梶井「あぁ、お前一人で運ぶのはやっぱり危険なんじゃ」
中原「これで文句ねぇだろ」
Aを姫抱きにして立つと、3人はポカンと口を開けていた。
「い、いや態々私を抱き上げる必要はっ…」
梶井「うーん…まぁ頑張れAー!」
俺はAを抱きながら裏通りを歩く。
視界もハッキリしてきた…頭も痛くねぇ。
そう、悪事が働いてくる。
「中也もうおろしっ!!」
口を塞ぐ。
酔いのせいにすればいいのだろうか。
「酔ってない癖に」
なんだバレていた。
中原「察しがいいなぁ」
「中也のことならちゃんとわかるよ。」
俺は笑い、月明かりに照らされて裏通りを歩く。
「中也、おんぶがいい。」
中原「おう」
おんぶに切り替えてる。
Aの楽しそうな声は俺の耳に直接届く。
「ふぁぁぁ眠くなってきたね…」
中原「あぁ、早く寝ようぜ。」
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gross - わっ、和服のババア……!(笑)面白いです! (7月21日 16時) (レス) @page3 id: 5ce60c8f4c (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン - 伊之助の森や他の作品も見てます!前に見ていて、見失ってしまったのでまた作者さんの作品を観れてうれしいです! (2021年5月26日 21時) (レス) id: b01b21f7ba (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子 - 中也可愛いな、オイ。嫁に貰いたい← (2020年9月27日 23時) (レス) id: 137cca8dd3 (このIDを非表示/違反報告)
呉羽 - …うん、中也天使…夢主さん可愛い(確信) (2019年8月16日 1時) (レス) id: fe45e00a90 (このIDを非表示/違反報告)
まい - か、可愛い〜 太宰さんバージョンとかありますか? (2019年7月7日 20時) (レス) id: 65dbc625bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だむい | 作成日時:2016年6月26日 16時