非公開

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_____怖い。







ただひたすら、私の頭の中には、
そんな言葉が渦巻いていた。





押し倒されて、
迫られて、

今まさに、手篭めにされそうになっている現状。




心臓はバクバクと音を立て、
身体は無意識に震えていた。









『……っごめんなさい、

ごめんなさいおそ松様…っ、』






今すぐにでも顔を覆いたくて、
私は顔を逸らす。


口はただひたすらに、謝罪の言葉を述べていた。








貴方を拒みたい訳じゃない。


でも、

こんな形で、
貴方と一緒になるのは嫌だ。




もっと、…ちゃんと…、









.









……やっぱり、無理だ。

私に、この人に嫁ぐ資格なんて…、








このまま、私は彼に抱かれる。



じきに押し寄せてくるであろう痛みに、
全身を強張らせ、私はギュッと目を瞑ると、









掴まれた両手首が、そっと離された。

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