83話 ページ34
そういえば、こっちはこんな状況になってるけど、マキマちゃんは大丈夫かな？
心配だ……
もし、お姉ちゃんみたいに亡くなったら……そう考えると今すぐにでも京都に行きたくなった。
A「さくら、瞬間移動お願い。」
さくら「Aちゃん、代償はちょっとだけ血もらってもいい？」
A「うん、いいよ。どうぞ。」
さくら「じゃあ、ちょっと噛むけど痛かったらいってね。」
さくらは優しい。
いつも心配してくれる。
かぷっ
A「………っ」
さくら「ごっ、ごめん！痛かった？」
A「ううん！大丈夫！ちょっとだけど、足りた？」
さくら「うん、大丈夫だよ。じゃあ、マキマさんだよね？行きたい場所。」
A「うん。お願いね。」
さくら「じゃあ、目瞑ってね。」
ﾊﾟﾁﾝｯ
さくらが指を鳴らすと、マキマちゃんのいる京都の神社かな…？に戻ることができた。
A「ありがとう、さくら。」
さくら「じゃあ、またいつでも呼んでね。」
そういって消えていった。
マキマ「あれ？Aちゃん？帰ったんじゃなかったの？」
部屋から出てきたマキマちゃんに出会った。
A「あ…よかったぁ……マキマちゃん生きてた…！」
マキマ「どうしたの？」
A「お姉ちゃんが、亡くなって…
アキくんは重症、デンジくんは体真っ二つに切られて……
パワーちゃんは無事だけどっ………」
マキマ「そっか。大変だったね。
あとで姫野ちゃん達の話は聞くよ。
今は時間がないからごめんね。とりあえず今はついてきて。」
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年7月8日 9時
