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初仕事 ページ14





PPPPPP___


昨日の夜にセットした目覚まし時計が鳴った



この音で目覚め、顔を洗ってからキッチンへ向かった



そう、私は働きにここへ来たのだ




さぁ、朝ごはんを大量に作らなくては...!





今日の朝は和食にしようと考えながら冷蔵庫を漁ったり、食材を切ったりしていると



トン トン トン トン



誰かの足音だ



足音はだんだんと近づき、そしてドアが開いた




「あれ?もう誰か起きてるのか?ってAか、おはよう」



臣くんだ



「おはようございます」




「随分と早起きだな」




「まあ、朝ごはんを作るという仕事があるので」




「そっか、今度からはAが食事当番か」




そう、今日からご飯(ほぼ毎日)と掃除(平日は学校があるので休日だけ)は私の仕事なのだ




「うん、だから臣くんはまだ寝てていいよ?」



そう言ったのだが、



「いや、手伝うよ、大人数分作るの大変だろ?」




なんてイケメンなんだ、イケメンすぎる、これぞイケメン




「ありがとう、じゃあ...これ焼いてくれる?」




「分かった」





こうやって誰かとご飯を作るのは久々だったので、楽しくなってきてしまった




「こっちは出来上がったぞ」



「ありがとう」




こんなやり取りがなんだか新婚夫婦みたいに思えて来ちゃって「ふふっ」と思わず笑ってしまった



急に笑ったから驚いたのか




「急にどうしたんだ?」




と臣くんが訊ねた




「なんだか夫婦っぽいなって思って」




正直に伝えると臣くんは顔を赤くした




「不意打ちはずるいな(笑)」




と小声で顔を赤くしながらも笑っていた

朝ごはん→←お部屋



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:タルタルなソース | 作成日時:2017年6月25日 1時

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