「輝石の国」 ページ9
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輝石の国、薔薇の国とはまた違った華やかさを持った国だった
街並みも綺麗でみんな綺麗に着飾って歩いていて何もかが輝いて見える、それなりに平和なんだろう
少し木の影で休もうと探しながら歩いていれば、街からちょっと離れた草原のところまで来た
『はぁ〜……空気がいいな』
しばらくはここで野宿しよう
そうと決まれば木の近くまで行くと
「……鏡よ、鏡……」
『……ん?』
木の所に先客がいた、何やら鏡に向かって問いかけている
??「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは…………もちろん、アタシよね……」
『なぁ』
??「!?」
こっそり近くまで寄って声をかければ肩をビクッと震わせこっちを見る
驚いた、白い肌に綺麗な目とまつ毛、サラサラした髪の毛にスラッとした体型………もしかして、モデルか?
??「気配を消して近寄るなんて失礼ね」
『あぁすまない、ちょっと気になって……
ところで、何でここに?』
??「……休憩よ、撮影のフラッシュで目が疲れたのよ」
やはりモデルらしい、こんなに綺麗な顔立ちをしているんだ、かなり売れているのは必然的に察せる
失礼と声をかけて横に腰掛ける
??「自己紹介ぐらいしたら?」
『……A・アルバートと言います』
何となく敬語使わないとどつかれそうだな()
ヴィル「アタシはヴィル・シェーンハイト、一度くらいはこの名前聞いた事あるでしょ」
『……』
聞いたことない、それ言ったらそれこそ怒られそう
流石に雑誌とかにも目を通すべきだったな……
『撮影って事はヴィル、さんはモデルやってるんですか?』
ヴィル「子役よ、たしかにモデルもやってる」
えっ普通にすごくねぇか?俺より少し年上なのは分かるけど……一生尊敬します←
『子役って事はやっぱ仕事量も多いんですか?』
ヴィル「当たり前でしょ何を今更」
「『…………』」
……なんて厳しい()
でもやっぱ静かなのは気まずいから何とか話を繋げようとするけど一言で会話が終了してしまう、子役って……いろいろすごいな
ヴィル「……はぁ、もういいわ
そろそろ休憩の時間も終わりだし、戻るわ」
『……お、お疲れ様デス……?』
ヴィル「…………ﾌｯ」
何故か鼻で笑われヴィルさんは撮影場所まで戻っていった
……俺、ここで野宿するん?何か申し訳なくなってきた←
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maiyui - 初めまして、この小説を読んでいたらすごく自分と正反対で"自分って無能だな"と思いました！作者さんこれからもたくさん書いてください！待ってます (2021年7月19日 21時) (
レス) id: 243c2e39e6 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 初コメ失礼します！面白すぎて一瞬で読んでしまいました笑更新頑張ってください！応援しています！！ (2021年7月19日 1時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
倒したを倒した - 夢主は受けですか？?受けですよね？?(攻めでも良い派) (2021年7月16日 22時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - すみません、茨の谷のお話なのですが、男主くんが１つ目のお話で名乗っているのに４つ目のお話でも名乗って、リリアさんが同じ反応をしてしまっています......。お話いつも楽しく読ませていただいてます。更新頑張ってください、応援してます。 (2021年7月12日 23時) (レス) id: 2995464ce6 (このIDを非表示/違反報告)
クレイ(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2021年7月5日 6時) (レス) id: a6777d967f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タグッチ | 作成日時：2021年6月25日 23時
